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*目のつけどころ* 絵本『おかあさんだいすきだよ』

絵本で子育て、自分育て。
ゆるりと書いていきますので、どうぞよろしくお願いします♬


↑これを買ったのは、いつのことだったか。
長男、3歳半くらい?

絵本の中身は、

ぼく、おかあさんのことだいすきだよ、から始まり、

右ページが、「おかあさん」の言いそうな小言。
(「早く起きなさい」から始まり日常の様々な場面が繰り広げられ、最後「早く寝なさい」まで)

めくって左ページが、「子ども」の願い。
〜〜してくれたら、ぼくね もっと おかあさんのこと だいすきだよ
と。

そして夜「子ども」が寝て。
子どもの寝顔を見ながら、最後に

こんなおかあさんのこと
だいすきっていってくれて ありがとう。
うまれてきてくれて ありがとう。
おかあさんはね あなたが
ずっと ずっと ずーっと だいすきだよ。

となります。

*****

私、この絵本を初めて読んだとき、
「おかあさん」の小言たちに、グサッと刺さるというか、思い当たる節がありすぎて(汗)、

私のこと言ってるんですか?どうもすみません…

みたいな気分になりました。

正直、説教受けてるようで、ちょっとしんどいなあ、と。

でも。

長男は、この絵本が好きなのです。
別に私へのあてつけ等では全然なくて。

そこで思ったのです。

目のつけどころが違うのだ、と。

私は「おかあさん」の小言ばかり気にして、反省する。

長男は、
〜〜してくれたら、おかあさんのこともっとだいすきだよ、の部分とか、
最後の、あなたのことずっとだいすきだよ、の部分が好きで、
もう1回読んで!となる。

目のつけどころが違う。

それだけのことで、見え方が全然、変わってくる。

長男がこの絵本を好きだと知ったことで、
自分が勝手に感じていた罪悪感が、ふわっと飛んでいった気がしました。
今ではこの絵本、大好きです。

息子よ、ありがとう。

*****

こんなふうに、子どもと自分とで、目のつけどころが違うな〜と思うことは度々あって。

こんなことがありました。

私は子どもの保育園の送迎も、通勤も、全て車なのですが、
信号で、あとちょっとのところで赤に変わると、
私は、チッ!って思います。笑
くっそ〜!子どもたちがあとちょっと早く車に乗ってくれれば、この信号通れたのに…とか。

でも、長男はそんなとき、
「おかあさーん、うちのくるま、いちばんまえだね〜!!!」
とキラキラ嬉しそうに言います。

…うーん、その発想は、なかったなあ。

よく考えると、
朝は、かなり時間に余裕をもって出発しているので、
1回赤信号で止まることになったくらいで、
遅刻するわけでもなし。
大したことないんだよな〜
そういうふうに考えれば、楽しいんだな〜
と、気づかされました。

*****

もう1つ。

仕事に復帰してから、長男の口から「おしごと」というワードが、しょっちゅう出てくるようになりました。
それも、割と楽しそうな感じで。

長男「○○くんも、おしごとしてきたの!!」
私「何のお仕事?」
長男「どんぐりひろって、おいもほって…」

みたいな。
何やら可愛らしいお仕事です。笑

今は共働きが全然珍しくないので、
子どもを小さいうちから保育園に入れること、特に罪悪感はなかったけれど、
それでも、文句の一言くらいは子どもに言われるのだろうと、思っていました。

でも、意外とそれは言われたことない。
そして、長男自身が、「仕事」というものを、
何やら楽しいものだと捉えているようで、びっくりしました。

…いやいや、何にも楽しくないで〜!!!泣
ということは敢えて伝えず。笑

というか、今後、本当に
仕事が楽しい!とか充実している!とか、
大人になるって素晴らしい!!
…と子どもに背中で語れる自分でありたいなと思います。

*****

次男は喋るようになったら、何を言うのだろう。
長男とはまた目のつけどころが全然違いそうな、次男。

「人それぞれ」

それを本当に実感する毎日です。
自分の考え方は、世界の何十億人いる中の、
ほんの1つにすぎない。

*****

小さな幸せがあふれる毎日でありますように✨

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