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リモートでの新規開発。コミュニケーション活性に勤しむ

はじめに

こんにちは。HR支援部いのです。
前回は、内定式の記事を書かせていただきました。
その記事でも話した通り、今回はアシスタントとして新規プロジェクトにjoinさせていただきました。
どうやって新しい環境に適応していったのか、コミュニケーション活性を頑張った先に何があったのか、読み進めていただけますと幸いです。

新規ゲーム開発プロジェクトにjoin

新規プロジェクトのアシスタント。もちろん経験はありません。
人事部以外のメンバーとのお仕事。気持ちは新たな学校に転校したような、行ったことのない国に行くような、そんな気持ちでした。

初めてのお仕事はエンジニア職の新規入社者の受け入れ業務でした。
覚えることに必死で、怖い顔をしていた私にベテランエンジニアの方が「私がいるのでわからなかったらいつでも聞いてください。」と一言。とても救われました。

そこから、この場所で根を張らなければならない。信頼を獲得するにはどうしたらいいかを考えながら働いていました。

考えた結果、当たり前のことをやり続けました。
頼まれたことはその日中に返す、文章は端的にする、いただける仕事は喜んで進める。
信頼を獲得するためにこのスタンスは武器になることを実感しました。

そうしているうちに、新規プロジェクトのメンバーやプロジェクトリーダーからもいろんなことを任せてもらえるようになりました。

リモートでの開発。コミュニケーション活性化に勤しむ

アカツキでは福利厚生で「チームディナー」という制度があります。
目的は、チームメンバー間での相互理解やコミュニケーションの円滑化を図り、親睦を深めるというもので一人当たり月3,000円の食事補助がでます。

新規プロジェクトは2ヶ月に一度zoomで集まり、チームディナーを開催していたのですが担当していたのが開発をしているメンバーだったため、本業ではないチームディナーにはそこまで時間を割けない状況でした。

最初は、お手伝い(食事の用意や支払処理など)でしたが、ここなら活躍できるかもしれないと、忘年会を企画することにしました。
企画の考え方(5W1Hのフレーム)はあるものの、メンバーはどうしたら盛り上がるのか、どうしたら参加したくなるのかはわからなかったため、新規プロジェクトのメンバーにヒアリングをし、新規プロジェクトで作成をしたグッズを懸けたクイズ大会を実施することにしました。

一人で司会をすることは心細かったので、新規プロジェクト内の同い年の方を誘ってクイズを考え、当日使うスライドと台本、プレゼントするグッズの選定、当日のタイムスケジュール作成、回答集計と郵送先をもらうGoogleフォーム作成、締めの挨拶をプロジェクトリーダーに依頼などを1ヶ月で行いました。

当日は少しハプニングがあったものの、無事終了。
zoom越しにメンバーがガッツポーズしてくれたり、本気で悔しがったりする姿をみれてとても嬉しかったです。
2ヶ月に一回にしていたチームディナーを1ヶ月に一回にし、毎回コンテンツを企画しました。

チームディナーのアップデートの他に、朝会もアップデートをしました。

月曜と金曜はブレイクアウトをし、一緒になったメンバー同士で雑談をする時間、
火曜〜木曜はあさまる(朝の〇〇)というコンテンツで、メンバーの一人が他メンバーに伝えたいこと、今ハマっているものなどを紹介する時間です。
月曜と金曜のブレイクアウトは、「今週どうだった?土日はどうだった?」と同じような質問になりがちで話題に困っているメンバーも多かったため、お題を私の方で考え、メンバーにアンケートをとり、一ヶ月間はそのお題について話す曜日にしました。

(アンケート例)

この取り組みで話題に困ることは改善され、メンバーの知られざる一面を見れる時間になりました。

新しく合流する方が月に10名以上!プロジェクト拡大で名前と顔が一致しない・・

この悩みは他企業でも多いのではないでしょうか。
新規プロジェクトも1月、2月は新規メンバーが多く、10名以上の合流がありました。
毎月増えるので、既存メンバーが覚えられない、新規メンバー同士も覚えられない。そんな状態になりました。

どうしようかと考えていた時、輪読会で読んでいた本がヒントをくれました。

オックスフォード大学では、教授たちが集まって、午後の紅茶を楽しみながら雑談するという習慣があるという。ゆったりとした気持ちの中で雑談することが、クリエイティブな発想につながることを、経験的に理解しているからだ。

斉藤徹著
だから僕たちは、組織を変えていける やる気に満ちた「優しいチーム」のつくりかた

なるほど。午後、雑談ティータイムと称して、新メンバー同士で交流する場を作ってみよう。
同じ月に合流した方を同期とし、各自お茶を用意いただいてzoomで楽しめる遊びをしました。
その結果、お互いのことを知る良い場となり、新メンバーだけではなく、プロジェクト全体でこの取り組みをしたいと思い、プロジェクトリーダーに交渉、全体で実施することとなりました。

目的を「チームでゆるく会話をし、日々の対話&議論の質を上げる」とし、日々の雑談ティータイムが目的達成に繋がっているのか、終了5分前に実施したメンバーにヒアリングをしました。
そこで出た嬉しい言葉を記載します。

・人を好きになる → チームを好きになる → コンテンツを好きになる → 会社を好きになる
 上記一連の流れの中でコミュニケーションを円滑にしたり、このような施策をしたりすることはとても重要と思った
・好きのパワーはとても強いから、好きになる時間は大事
・このような機会がないと同じチームでも言葉を交わさないことがあるからありがたかった
・子供が来月産まれるため、夜のイベントに参加が難しくなったり、忙しくてチームディナーで数時間取られるものは参加できなかったが、30分と短めなので参加可能だった

ゲームの開発がメインのため、任意参加でなかなか人が集まらない日もありましたが、実施できてよかったと思います。

目に見えないものを提供し続けた結果

コミュニケーション活性化は、成果としてはなかなか見えないものです。
すぐに何かが変わるわけでもないですし、定量的にはかることも難しい。

私は「周りからの声」を一つの成果としていました。
私が合流した頃の新規プロジェクトは謎に包まれていて、入ってすぐは人事部の方に「新規プロジェクトってどんな感じなの?」、「メンバー同士、仲良くやってるの?」と聞かれました。

なので私は自分の日報に新規プロジェクトのことを書いて人事部のオープンチャットに流しました。
うまく行ったこと、行っていないこと、メンバーの面白いところなど。
また、私の作業用チャンネルにも施策の素案を投稿して、こういうことやっているんだとアピール。

すると、他の人事部のメンバーから「今日、新規プロジェクトの人と話して、コミュニケーション施策のおかげで普段のいいコミュニケーションを生んでるって言ってたよ!」や、「施策のおかげでこのチームいいなと思ったって聞いたよ!」などのお声が私の元に来るようになりました。
メンバー以外の執行役員などからも、「チームの雰囲気がよくなったね」といただきました。

この時初めて自分がやっていたことを自分で褒めてあげることができ、成果に繋がったことを実感しました。

さいごに

私は今、新規プロジェクトを離れ、会社全体の評価運用のアップデートをしています。
そこで「誰が顧客なんだっけ?」と考える時に思い出すのは新規プロジェクトのメンバーです。
短い間でしたが、一員として新規開発に関われていたことに感謝しています。
これからもみなさんが働く環境をより良くできるよう、頑張ります!

来年は評価運用のアップデートや、HR業務のインフラ整備について書こうと思います。
また来年。ハッピーホリデー!


この記事は、『アカツキグループ人事アドベントカレンダー』 の 21日目の記事です。 前回はたなかさん の社内コミュニケーションってなんだろうでした。

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