2023年、キャパオーバーしました!
こんにちは。人事のいのです。
去年はリモート化における新規開発チームのコミュニケーション方法を書かせていただきました。
今年は新規開発チームを離れ、評価の運用・アップデートが必要な部分の改善から導入を行なっています。
周りからは「いつも笑顔だよね」、「いると安心する」と言っていただく事が多いのですが、
そんな私が初めてキャパオーバーになり、10日間会社をおやすみした話をしようと思います!
休む前までの私
アカツキゲームスの評価運用が動いている時期は7〜11月(上期評価)、1〜5月(下期評価)です。
私が休んだのは9月初旬だったため、ちょうど上期評価運用が動いている時期でした。
2022年から人事制度が変わり上期の運用を初めてやる緊張感、その他にガチガチに設定した目標を追ったり、会社を跨いでの人事制度の手助け・そのためのインプットをしたり、全社の研修運営したり。
Googleカレンダーに1日のタスクをぎっしり書き、1日やり切っても達成感はなく、追われる日々を過ごしていました。
あの頃の切迫感をお伝えしたくて当時やっていたことを全て書いていますが、俯瞰してみたら、自分で立てた目標に対して、必要な業務をやっていたんです。
なので最初の頃は楽しめていたのですが、誰に頼まれたわけでもないのに、自分の中で「やらなきゃ」に変わっていく。
勝手に葛藤克服型からノルマ管理型に寄っていく思考と働き方になっていました。
プライベートもどんどんタスク化し、お米を炊く予定などをカレンダーに入れて行動。
歩くのが遅いので乗り換えアプリの歩く速度は「ゆっくり」設定ですが、早歩きで行動していて、いつも予定されている電車より一本早い電車に乗れていました。
8月末には、今月の目標振り返りを上司とするため資料をまとめたのですが、予定の日になるとどうしても1on1ができず、ずらしてもらっていました。
MTG中に泣く。
9月初旬、業務で起こったミスと対処法をスプレットシートにまとめてチームのナレッジ化しようという動きがあり、ミスの影響範囲を決めるMTGをチーム内で行っていた時のこと。
MTGの前提を私が話しているのですが、口が勝手に動いている感覚しかなく、チームメンバーにどうした?と言われて初めて異変に気づきました。
MTGを進めるのか、ここで中断するのか。それさえも決められず、涙が溢れてきて、他のメンバーにバトンタッチしました。
それがちょうど金曜日だったので、土日にリフレッシュし、月曜から働いてみましたが、金曜日MTGしていた人に「働いている場合じゃないよ。休みな」と言ってもらえておやすみすることになりました。
大事なことを思い出す時間
タスクフルから解放され、寝て起きて、ご飯を食べて、また寝ての毎日。
元気じゃないことは自分でも分かっていたので、どうやったら元気になれるんだろう、いつ元気になるんだろう。とせかせかしていた時、二児の母になった同い年の子に電話をしました。
「どうしたー!」といつもの明るい声、後ろから聞こえる子供達の声。
MTG中に泣き出したの、やばいやつでしょ?と話すと、
「全然やばくないよ。みんなどこかでやばいやつでそれを隠して生きてるんだから何も問題ないね!」と笑い飛ばされ、
いつ元気になるのかなあと聞くと、「知らないねえ〜〜!」と元気に返される。
あっけらかんとした回答がすごく嬉しかった。
私は悩みしかみてないなと気づきました。
早歩きの私は、改札を早く通りたくて人を抜かしたり、目的地までの最短距離を調べてずっと携帯を見ていたり。
当時の私を振り返ると、何が楽しいの?って笑っちゃうくらいつまらなかった。
ゆっくり歩いてみると、お年寄りのご夫婦がゆっくり改札を通っていたり、
ゴミ拾いのボランティアをしている学生に「集合写真撮ってもらってもいいですか?」と声をかけられたり、
美味しい匂いに気づいて、美味しいお店に出会えたり。
小さな発見が、日々の幸せに繋がっているんだなあと大事なことを思い出しました。
そこから仲良しの同僚と温泉旅行に行ったり、手紙を書いたり、本を読んだりして、ゆっくり自分を取り戻していきました。
今思うこと
できればしないほうが良い経験な気もしますが、この経験で自分の大切なものにも気づき、自分のキャパシティも理解しました。
チームメンバーも柔軟に受け止めてくれてありがとう。戻るところがあると思うだけで安心しておやすみできました。
今は「あーキャパ超えそうだな」のサインが把握できたので、
・限界突破する前にアラートをあげる。
・余白を意識的に作ってあげる。
この2つを自分にしてあげようと思います。
いろんな苦しいことを経験してきましたが、また違う”苦しい”に触れられてよかった。
今年もありがとうございました。ハッピーホリデー!