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漫画キングダムから学んだこと


▼はじめに


人事としてアカツキに入社し、12年目。
長い月日のようで、体感としてはあっという間なのが不思議でなりません。

アカツキ人事メンバーの恒例行事となったアドベントカレンダーですが、毎年執筆の時期を迎えると1年の振り返りをしながら来年の抱負を考えたり、日常の業務からは少し離れた思考と向き合う貴重な時間です。

今年は楽しみながら好きなことを書く!を目標に下記2点を記します。

①漫画キングダムから学んだこと
②なぜアカツキで働いているのか?

▼漫画キングダムから学んだこと


チームメンバーと朝会のアイスブレイク”Good&New”や日常の雑談の中で「好きなこと」について話すことがあります。いきいきした表情で話す姿はこちらも元気になりますし、新しいコンテンツや作品を知り、観に行くきっかけにもなります。
私自身はこれが大好き!と自信をもって言えるものがなく、改めて「好きなもの好きなこと・・」と思い巡らせてみました。

今回パッと浮かんだのが、漫画キングダムです。
定期的に読み直したり、他の書籍や漫画とは一線を画すほど耽読しており、もっと詳しい方は無限にいるとは思いつつも、私の好きなシーンとそこから学び感じたことを考えてみます。

キングダムとは中国の春秋戦国時代を舞台に、大将軍を目指す少年・信と秦国の王・政の活躍を中心に、中華統一を目指す物語です。壮大なストーリーと敵味方それぞれに生まれてからここに来るまでの人生があり、そこから生じるキャラクターの魅力に絶大な支持を集めているのではないでしょうか。

登場人物の特性は違えど、それぞれに迷いがなく、確固とした芯と想いのある姿に引き込まれ、読み直すたびに感銘を受けるシーンが随所にあります。

特に印象深いセリフとそこから感じた考察をツラツラと書かせていただきます。
キングダムを読んだことのある方にしか伝わらない部分も多いかと思いますが、ご容赦ください!全部で7選です。

※セリフは一部抜粋です。

【18巻】
飛信隊の信はどんな理由であろうとクソヤロォは絶対許さねェ!
相手が千人将だろうが将軍だろうが王様だろうが関係ねェ!
それがこれまでもこれからもずっと変わることのねェ俺の戦り方だ!

→信ーーーーーー!
一切の迷いがなく真っ直ぐな信念がかっこ良すぎる。相手によって言動が変わってしまうなんてことが全くない。絶対に揺るぐことのない力強い軸があることをビシビシと感じたシーンです。リーダーがはっきりと宣言することでメンバーにも絶対的な信頼となり、また一段と飛信隊のチーム力が増しました。

【22巻】
腕前ではない 今の儂の武器は心じゃ

→蒙豪将軍ーーーーー!
蒙驁と廉頗の間には因縁があり、2人は幾度も剣を交えて戦ってきた相手。蒙驁はその度に連敗してきました。蒙驁にとって廉頗は、今も「超えられない大きな壁」であり、長年諦めずに40年越しの思いがたくさん詰まった胸が熱くなるこのシーンです。蒙豪は温和な性格で、人望も厚いキャラクターとして描かれています。皆のリーダーでもあり、父のような存在は組織の中でもとても希少です。若手の成長が著しい時ほど、どっしりとした精神的な支柱となる存在の偉大さを感じました。

【39〜40巻】
人の本質を大きく見誤っている
それは前進ではなく人へのあきらめだ 人の持つ本質は光だ

人が闇に落ちるのは 己の光の有り様を見失うから
見つからず、もがき、苦しみ、悲劇が生まれる

→紫夏ーーーーーー政ーーーーーー!
と心で叫びながら瑠衣と一緒に涙を流します。ここでは言葉のとおり、人間の本質を感じます。これは生きていく上で永遠のテーマです。「他者から受け感じたその光を次の者が受け継ぎ、さらに力強く光り輝かせる。そうやって人はつながり、より良い方向へ前進する。」仕事でも家族でもどんな場面でも通じる名シーン中の名シーンです。

【42巻】
成し遂げぬわけにはいかぬじゃないですか!!

→渕さんーーーーーー!
かっこいぃぃぃ。本書の中では、武力も知力も高くはない渕さんが、渡河の任務を任された時に心に誓った名言。「君ならできる!任せた!」と信じる上司と期待に応えようとするメンバー。素敵な関係です。アカツキが企業哲学としてまとめた「アカツキハート」の中にも「信じて任せる」という哲学があったことを思い出しました。アカツキハートは普遍的な価値が散りばめられており、時折見直しています。よかったらぜひご覧ください。

※アカツキハートはこちら
https://aktsk.jp/company/story/

【44巻】
心が渇いてねぇから略奪も凌辱も必要ねェんだ そんなことやんなくても 飛信隊はどこの隊よりも心が潤ってんだ

→尾平ーーーーーー!
こちらも大好きなシーンの1つです。どうして飛信隊が良いのか。飛信隊のメンバーがみな活き活きしている描写はあちこちから十分に伝わってきますが、それを明確に言語化し、心に沁みる表現に感服します。仕事もこのチームでやるから最高なんだよね、と思う時により幸福感を得ますし、そんなチームをつくっていきたいです。

【45巻】
飛信隊(あっち)で食う飯ってうまいんスよね 意外と

→那貴ーーーーーー!
桓騎軍は残酷無慈悲な元野党・盗みのスペシャリスト集団として描かれ、その真逆のカラーである飛信隊に入りたいと思うほどに心が揺れ動かされた那貴。人間は一緒にいる人や環境に大きく影響し、どんな方向にも変わっていく可能性があります。このメンバーと話すと元気になるんだよね、なんか気持ち良いんだよね!と感じるメンバーが多いのがアカツキの素晴らしい組織文化の1つだと改めて思いました。

【46巻】
“法”とは願い!
国家がその国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ!統一後 この全中華の人間にどうあって欲しいのか どう生きてほしいのか どこに向かってほしいのか
それをしっかりと思い描け!

→李斯ーーーーーー!
しびれます。人事制度や目標設定を考える上での学びになりました。それらに限らず、どこに向かってどうなりたいかの願いを描き、具体的なことを考える。向かう先が定まっていないと良いものはできず、また長続きしません。人事の真髄なんて到底及ばないですが、たくさん書籍を読み、語り合ったりしながら自分なりの想いをもって取り組んでいこうと熱い気持ちが込み上げてくるシーンです。

以上、7選でした!

気持ちに火がつかない時、くじけそうな時にはキングダムを読むと、困難に挑む勇気をもらうことができます。

最後に私がとくに好きなキャラクターは蒙恬と摎です(◍ ´꒳` ◍)
まだまだ続く漫画キングダムを楽しみに来年も頑張ります!

▼なぜアカツキで働いているのか?


2012年に入社した当時は「ゲームの力で世界に幸せを」というミッションを掲げ、「感情を報酬に発展する社会」という社会ビジョンの実現を目指していました。このミッションに共感し、入社を決めたことを今でも強く覚えています。

アカツキのことを知っていただくために採用活動を続けている中で、候補者やエージェントの方と、数えきれないほどお話しした例えがあります。

ゲームに熱中している時は、誰かに「やりなさい!」と強制されるわけではなく、ただただ夢中になって何時間でも没頭してしまうことがある。この自発的なモチベーションってすごいパワーですよね。一方で興味のない科目の勉強やダイエット、時には仕事など仕方なくやっていることも世の中たくさんあります。

そういった「やらなきゃいけないけど、気が進まないこと」をまるでゲームに熱中するようなエネルギーで取り組めたら、もっと世の中が変わると思う!そんな姿勢でものづくりをしているのがアカツキです!とひたすらに話していました。

こと仕事においては人生の中でも多くの時間を費やし、その日々がワクワクしながら取り組んでいるか、致し方なくやっているかでは感情報酬の度合いが変わってきますし、私がアカツキで働いているのはその気持ちが今でも変わらないからだなと改めて思います。

アカツキでのコーポレートの仕事は、キングダムでいうなれば、文官に近いのかなと思います。事業会社のメンバーが背中を気にせず攻めるために、守りの役割を担っています。コーポレート部門は直接ものづくりをしているわけではないですが、熱い想いをもって取り組んでいるメンバーがたくさんおります!興味ある方はぜひご連絡ください。

そして現在もアカツキグループの本質は変わらず、ゲーム事業を主軸にしながら、新たなワクワクする体験の可能性のある新規領域への事業に日々チャレンジしています。

※現在のミッションは「世界をエンターテインする。クリエイターと共振する。」
ミッションを実現するため、組織文化と事業を統合しアカツキグループの人材が持つ素養から生まれる「コンテンツ愛」「創る力」で、最高のコンテンツを生み出し、世界をエンターテインしていくことを経営方針にて発表しています。

※株式会社アカツキ 2022年8月22日 経営方針資料より抜粋

創業者の塩田さん・香田さんが「新しいプロダクトと新しい価値観で世界を変え続けていく、100年以上続く偉大な会社になろう。」という思いで2010年6月に創業し、早14年目。四捨五入すると目標の10%!?と思うとまだまだ第一歩に過ぎないフェーズなのかと驚きます。(きっとキングダムもそのくらいなのかな。)

来年も一歩ずつ着実に進んでいけるよう精進します。

この記事は、『アカツキグループ人事アドベントカレンダー』 の 3日目の記事です。 前回は小山一美(こやまかずみ)さん の「「ママ」と「私」の時間」でした。
アカツキグループ人事アドベントカレンダー
【 クリスマス限定 】12月1日〜12月25日にかけて、毎日更新、アカツキグループでヒト・組織にまつわる業務に従事する人事たちが、リレー形式で投稿します。
記事を読んでアカツキが気になった方は、ぜひこちらのHPへ遊びにきてください。▶︎ https://aktsk.jp/recruit/