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【台詞集】小説『明鏡の惑い』第十二章「人の望み」より

ウッフフ、今年も来たねえ、電力さんからの貢ぎ物が

   イラッサイマッセ
   ラッサイマッセ

 ユウくん、これおうちの人と食べて。これは雪化粧、あたし厚化粧。あっはっは

義を見てせざるは勇なきなり!

   面白そう。〈この悲嘆の嵐のすべては無駄ではない〉って、いい言葉だね

 ぼくの願い事? ぼくの願い事か……。果たしてそんなものがあるのかな

自分の願い事が欲しいっていうのが、私たちの願い事

   ゲームスタート時点の皇帝の第一皇子が、七人の英雄のひとりにやられて死んでしまったから、優しいけれど弱かった第二皇子が、父親の力を継承する。

 最終皇帝? そりゃきっとラストエンペラーから来てるんだよ

ユウおまえ、どうにか姉貴を元気づけてやれないか?
それは無理だよ。留夏子さんの心のなかに、ぼくなんかが立ち入れるもんか。余計なことは言えないよ

   これは〈主よ、人の望みの喜びよ〉という曲よ。もともとは教会カンタータ一四七番のなかの合唱曲なの。

 ええと、Saftという単語は何て訳せばいいのかしら?
 果汁ではいかがですか?

そうやって何かを探しているうちに、おまえの人生は終わるんだわ

   俺が跡取りに望んだのは鋼のような男だ!

 及び難きものは諦めるのも、また肝要かと存じます。

ああ、早く遺伝子の研究が進んで、おめえのような愚図がひとりも生まれてこねえようにできねえもんかなあ!

   ウッフフ、それ見ろ秀子、わったしの言った通り悪魔の性質が出てきたよ! 矯め方が足りなかったよ! それ叩き直せ! こんなもなあ! こんなもなあ! こんなもなあ!

 悠太郎、お願いだからもっと速く走って! お願いだからもっと速く走って!

どこの家にも四つあるもの何だ?
しうち?

   おいブチ公! てめえいつまでも寝てやがると、目ん玉が腐っちまうぞ!

 オハイオ州からおはようさん!

私はいつの頃からかモーツァルトの音楽が好きで好きで、おそらくそのせいでしょう、髪の毛の生え際までほらこの通り、M字型になってしまいました

   お母さん、最後にあれを弾いてよ。主が早く召したもう人の曲、人の望みのなんとか

(作品はこちら)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/703314535/113741973