フランスに行ってきました その1
なぜフランスに?
今回のフランス行きの目的は、主に3つ。
1つめは大学の交換留学生としてフランスのリヨンに滞在中の長女に会いに行くこと。
2つめはその長女が高校生の時に、10ヶ月(ひと学年)ホームステイさせてもらったご家族に会いに行くこと。
それは、お礼を言いたいということでもあるし、彼女が17歳で初めて長く家を離れて長い時間を過ごした場所が、どんなところかを知りたかったということでもありました。だって、送られてくる写真はどれも信じられないくらい素敵なところで撮られたもので、本当にこんな素敵な家で過ごしているんだろうか、というくらいのおうちに見えたし、ホストファミリーのみなさんには本当に良くしてもらっていました。中にはホストチェンジを経験する生徒もいる中で、そんなことはなく、まずは満足してハッピーに過ごしていた様子でした。ぜひ、お会いしていろいろ話をしたいと思っていました。
3つめは、次女にも、海外で過ごすという経験をしてほしかったこと。
私が20代の頃は、まだ日本は景気が良く円も強く大学では英語の勉強をしていたので、多分毎年海外に遊びに行っていました。一緒に行ったのは家族だったり、友達だったり、職場の同僚だったり。行き先はアメリカ、イギリス、ドイツ、香港…。夫は海外青年協力隊OBだったりもする。長女はいろいろないきさつもあって、オーストラリアのホームステイに参加したり、JAXAの国際スペースキャンプに応募して選ばれて韓国に行ったりもしていました。そのあと、上に書いたような経緯で、なんだかフランスに深い縁ができたものの、次女は高校時代はほぼコロナで身動きができない状況。
ただ、初めてのことが苦手なタイプの次女は、もしもコロナがなかったとしてもAFSの留学には行かなかっただろうと思います。
でも、海外に行けば日本にいたら絶対って思えるような常識もひっくり返るし、必要だと思える知識や資質も変わってくるはずと思うのです。若いうちに外国に行ってくるって、きっと大切。観光目的だったとしても。
長くなりましたが、そんなわけで、やっとコロナ後で国境を超えるのも少し楽になったタイミングでのフランス旅行になりました。
フランスで驚いたこと
私にとっても初めての国、フランス。そして、初めての海外家族旅行。久しぶりの海外。驚いたことがいくつもありました。
物価が高い。クレジットカードの非接触決済が一般的で、昔のような両替は必要なし
フランスなのに結構英語が通じる。
フランス人もAmazonで買い物してNetflixを見ている。
海外用SIMをさして写真を取ったらシャッター音がしなくなった。
めちゃパン屋が多い。
お店に入る時、出るときにはお店の人に必ずあいさつ。
物価が高いのは、インフレのせいと、それはもしかしたらロシアとウクライナの戦争のせいと、あとは間違いなく円安のせい。長女もせっかく応募して選ばれたある企業の給付型の奨学金をもらっているのに、予定よりも目減りしていてかわいそう。
昔はあらかじめ日本円を外貨に替えていったものでしたが、どこもキャッシュレス。私はSony銀行のデビットカードのみで過ごしました。最後の最後に駅に荷物を預けるときだけ、現金のみ対応のロッカーで、現金をおろしにさまよいました。
フランス人はフランス語しか話したがらないと聞いていたけど、最近は英語を話せないとつけない仕事も多いとのことで、特に若い人は英語が上手でした。例のホストマザーによると、現在フランスで工学部を出てエンジニアになるためには、外国での数ヶ月のインターンの経験と英語の資格試験のスコアが必要とのことでした。
私が海外によく行っていた大昔と違うのはインターネットが当たり前になったこと。私はNetflixは見ていないんだけど、ホームパーティーで話題になっていたドラマのことは耳にしていたし、Amazonの買い物が多くて地元のお店が影響を受けているというのも日本と同じ。
ただ、シャッター音もそうだけれど、yahooニュースは見られなかったり、スマホの挙動も地味に違っていました。中国のようになにか意図を持ってインターネットの規制をしている国もあるわけだなーと思いました。
あとは、パン屋、いたるところにあって、パンはどれも美味しかった。特にバゲットのサンドイッチ。
そして、フランスではお店の人に必ず挨拶をします。Bonjour!お店を出るときは Au revoir! 長女の友達は、スーパーのレジで挨拶をしなくて怒られたことがあるって言ってました。日本の「いらっしゃいませ」は返事のいらない挨拶ですよね。
また、続編でそれぞれの場所について書いていきたいと思います。その2はこちら
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