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【TCG制作記6】自作カードゲーム【DEAD NIGHT】のカード紹介-アノマリー編

前回の記事、【TCG制作記5】から早一年という鮮やかな三日坊主をキメたわけですが、ノコノコと帰ってまいりました。

休止していた主な理由は協力してくれていた友人が忙しくなりテストプレイが難しくなったという現実的な事情が一番大きかったのですが、ゲーム性の「浅さ」に関しての行き詰まりを感じたこともあり再調整のために一時凍結状態となっておりました。とりあえず全部コロナのせいにしときます。コロナの野郎!
改めて過去記事を見直すとかなりとっちらかった文章ですが、たくさんの方に目を通していただけていたようで感謝しております。何かしら反応してもらえるのはやっぱり嬉しいし励みになります。ありがとうございます!
noteはコメントに返信する機能がないのが残念です。

コロナも今後どう転んでいくか分かりませんが、ひとまず収束の兆しが漂ってきたということで来年度以降のゲームマーケット等のイベント参戦に備えて準備を再開しております。2021年度中に製品版販売と告知しておりましたが、無理だった…すまんご。
今後はテスト版の公開→テスト版の販売→製品版の販売という手順での展開を予定しておりますが、見通しが立ち次第note上で告知させていただきます。twitterも開設したのでそちらからも何かしら発信できていければと考えております。

前置きが長くなり恐縮ですが、以前公開したルールにちょっとした変更などがありまして、最たるものとして新たなカードタイプ【アノマリー】が増えました。先ほど書いた「浅さ」を解決するためのカードです(解決できたとは言っていない)。
今回はその【アノマリーカード】をご紹介させていただきます。

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アノマリーはデッキ(怪物の軍勢)のリーダー的存在であり、プレイヤーの分身です。デッキ12枚(怪物デッキ6枚/変異デッキ6枚)とは別に1枚だけ用意し、ゲーム開始時に互いに公開します。
「アノマリー」という言葉は「異常個体」とかそんな意味ですが、本作では主人公みたいな感じに捉えていただけたらと。

上記画像の白文字の効果はアノマリーが場にある限り常時発動し、黄文字の効果は自分のターンにEXP(経験値)を支払い、どれか一つを一度だけ使用できます。
EXPは黄文字の【チャージ】を行うことで少しずつ増やすことができ、相手の怪物との決闘で勝利した場合も下部の赤枠に記されている【勝利時獲得EXP】分だけ溜まっていきます。
敵を倒せば経験値が溜まって新しい能力を使用できる…ようなイメージです。MTGで言うところのプレインズウォーカーみたいなものですね。
以前のルールだと積極的に勝ちに行くことにあまり意味がなく、こちらの強いカードで相手の弱いカードを倒してもリターンが少なかったので、敵を倒せばアノマリーがEXPを獲得でき少しずつゲームが有利になっていく…という感じに攻める意味を持たせたくアノマリーというカードが生まれました。
アノマリーカードの追加により、ゲームの進行に【戦略フェイズ(仮)】という起動型能力を使用できるフェイズが追加されました。

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アノマリーの能力は戦略フェイズのみ使用できます。

アノマリーは基本的に自信の能力以外でゲームに関与しませんが、【変貌】を行うことで自身も怪物として戦場に出現する事ができます。
変貌は自分の場に出ている怪物のランク値と、アノマリーが獲得しているEXPとの合計値6以上でなければ行うことができません。
例として、アノマリーのEXPが3の状態で自分の場の怪物のランクが3以上だった場合、変貌を行うことができます。
アノマリーは両面カードとなっており、変貌を行った場合、アノマリーを裏返すことで怪物カードになります。
以下のカードは上でご紹介したアノマリーカード【ジェニー・ヴァイオレット】の裏面です。

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変貌を行ってアノマリーを怪物として出現させた場合、既に場に出ている自分の怪物カードはに置かれます。その際に相手に灯ポイントは渡りません。
怪物として出現させたアノマリーは、勝敗に関わらず決闘終了後に再び表向きに戻し、アノマリーカードに戻ります。何らかのカードの能力で場を離れる場合もアノマリーカードに戻るため、墓所に置かれることはありません。
それ以外は通常の怪物カードとして扱うため、決闘に敗北した場合は相手にSOUL値分の灯ポイントが渡ります。
変貌は使用EXP6と高コストですが、自分の怪物のランクもEXPに充てることができるため、比較的容易に行えます。
変貌の用途としては自分の場の怪物のランクが相手に及ばない場合の対抗手段や、【アンリミデッド】などのどうしても勝てない相手が出てきた場合の敗北コストの軽減などが考えられます。


アノマリーカードを用いたルールは以前ご紹介したルールとは独立させる方向で考えているため、アノマリーカードを使用しない【スタンダードルール】、アノマリーカードを使用する【アノマリールール】みたいな感じに分かれることになると思います。
他にもルールに細かい変更点があるため、将来的に体験版の印刷用データを公開する際に改めて整理したルールをご紹介できればと思っております。
こういった風に細切れに追加ルールを紹介してもややこしくなるだけなので、出来るだけ早めに体験版を公開できるように頑張ります。

カードデザインも現状は仮のものとはいえゴシックホラーを名乗る割にはポップ過ぎるので、もう少しダークで重みのある、コレクションに耐えうるデザインにするつもりです。
個人的な理想としては、裏路地の怪しげな雑貨屋の片隅に置いてありそうなよく分からないカードゲーム…みたいな雰囲気のデザインにできたらなと。昔のMTGがまさにそんな存在でした。

一年ぶりの更新というマイペースにも程があるだろという感じですが、少しずつおおやけにじわじわと更新を再開していきますので、どうぞ宜しくお願い致します。
お付き合いいただき誠にありがとうございました。

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