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『5Gによる価値の変化』と『スポーツ観戦体験』を考える 後編

こんばんは、あかさとです。少しタイトルを変えました。

さて、前回までで、お伝えしたのは2つ。1つ目は「動画伝達のコモディティ化」が起こって、発信者としては誰でもなれるゾという話。そして、2つ目は何でも数値化できるインフラが整っちゃうゾという話でした。

今日は、それがスポーツというか、スタジアムでの観戦体験とその裏側へのインパクトについて少し整理しようかなと思います。

スタジアムで実現できること?

スポーツ観戦でこういうことが今後起こせるように整えたいなという願望です。

5Gになるとデータの通信料が爆発的に大きくなりますから、XRと絡めておくことが可能になります。(よく言われてますよね)

基本的には「ちょっと詳しく、ちょっとわかりやすく」することを付加できれば観戦体験はより良くなると考えています。

例えば、ホークアイというシステムやトラックマンによる軌道データを組み合わせて、ARグラスに投影すれば、野球だとストライクゾーンやホームランの軌道が誰でもわかるようになりますよね。

後は、対戦選手ごとのスタッツや投げる球種といった細かいデータを映すことや球場にいながらイヤホンを付けずに解説を聞けるサービスなどもできそうです。

ARグラスはまだ決め手になるデバイスが来ていませんが、各社開発競争をしているようですので、意外と日の目を見る日は近いと感じています。


さらに、ARグラスによるナビもあれば、座席やトイレ、売店、おむつ替えの場所もすぐわかりますよね。

普段来ないスタジアムで、何がどこにあってというのは中々わかりずらいものがありますから、その不便を解消できないかなと期待しています。こちらも実現が近そうですね。


前回も書きましたが、カメラを使っての本人認識などは既に一部で行われており、この流れについてはお店はともかく、スタジアムの場合、どこまで進むかは、まだ正直わかりません。(下のリンクはアマゾンGOの流れがわかります)

ただ何かしら、CRMデータとの紐づけが強くなり、1つのデータベースに色々な購買動向が蓄積される傾向や、情報があふれて発信しても見られない傾向に世の中がなっています。

その中で、スポンサーさんが地場産業であるクラブチームに求めるのは、より確実なリーチになりますから、その対応として、今来て頂けているお客さまがどんな?誰に?という把握は、充分していかないといけないなと感じます。


それで何が変わるの?

結論から言うと、そんなにやることは変わらないと思っています。今までの企業活動としての根っこはそのまま、その表現や伝え方、関わり方を最適化しましょうという認識です。

その競技の楽しさやすごさ、魅力を伝えていくこと
その期待値を損ねないアクセスも含めた観戦体験を用意すること
チームが常に勝って期待に応えられるようにすること
そしてスタジアムをチケットを買って頂いたお客様で満員にすること
その多数のファン層へ情報をリーチできるようにすること

とはいえ、書くと簡単、やるのは大変の世界ですね苦笑

私は、このうち観戦体験を用意できるような器を用意する側で、足元の改修を行いながら、将来はこんな風になりそうだからこうしないと考えたり活動したりもします。


課題はあるの?

5Gの普及は2021年から加速していくという話がありました。5Gの特徴として波長が短い電波を使うため、遮蔽物にとても弱いという欠点があります。

おそらくスタジアムとしては、wi-fi6という5Gと基幹技術を同じにする規格へ現状のWi-Fiアンテナやルーターを更新して、より広範囲に整備していくようかなと思っています。

5Gもつけたいのですが、アンテナだらけになってしまうと他の機材と干渉してしまう可能性や取付箇所の耐荷重、電源、アンテナの基地局の場所確保などもありますから、この辺は正直、慎重です。難しいですよね、現実的な場所と理想の場所は苦笑


あまり書ききれなかった部分もありますが、「技術=何かのコストを下げる手段」であって、back to basicを忘れずに手段を最適化できるようにするというのが、今の認識になります。

でも、新しいオモチャに出会えるとワクワクしますよね!

来年の東京五輪ではこの技術によるワクワクや新しい観戦体験の一端を体験できるかと思うと楽しみです!!

今日も最後までありがとうございました。


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