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「人と同じ仕事はイヤ!」わたしが選んだTVの映像編集という職業のはなし #13

おはようございます!
フリーランスの映像クリエイター、あかさんと申します🍎

ここでは
実際にわたしが8年間いたテレビ業界から
TVの映像編集≫ についてを綴ります。

前回のはなしはコチラから


※はじめに

わたしがTVの映像編集をしていたのは数年前です。

現在は、労働環境が改善されている職場もあります。

また秘密保持の観点から、番組名を出すことはありません。
ご了承ください。


*新番組の編集をしたはなし

編集アシスタントとして独り立ちする前、
新番組の編集をして苦労したことがあります。

ぜひ、この記事を読んだあと
テレビ放送を見て確認して欲しいのですが

番組によって
テロップのデザインが全然違うのです。

たとえばニュース番組では
視認性の高いゴシック体。

あくまでも情報を伝えることがメインですから
ゴテゴテせず、シンプルなデザインです。


テロップの下にひく『座布団』や
時刻表示のアイコンなど
随所に、その番組ごとの象徴カラーがあり
まとまりが感じられますよ。


お仕事紹介など、真面目な番組では
明朝体がよく使われています。

たいてい白地で
黒の縁取り・影がついていますね。

シンプルです


バラエティ番組は
出演者が話すテロップ(これをボイステロップといいます)はゴシック体
ツッコミ・決めゼリフには明朝体が使われています。


「クイズ番組向いてないかも」
なんてマイナスな言葉は
腑抜けたフォントで作られていたり

ゴールドで高級感を出してみたり。

自由度が高く
番組のテイストによっても変わってきます。

出演者のテンションが上がっている表現の例
ついでに座布団の説明も


フォントによって
感情も伝わってきますよね


当たり前といえばそうなのですが
テロップの一枚いちまい、考えて作られているのです。

そして、番組が長く続くほど
「こういうセリフの時は、このデザインにする」
とテンプレート化していきます。


話を頭に戻しまして。

わたしが編集アシについたのは、新番組の#02。

しかも #01・02・03が同時編集なので
テロップデザインも、まだ決まりきっていませんでした。

テンプレートがあるようでないような、そんな状態で
新人がテロップを作るというのは
やってみると中々難しいのです。

この時の場合、使うフォントが決まっていた分
まだマシだったのですが

色味・縁取り・影などを
デザインしなければなりませんでした。


担当ディレクターは
新番組ということでかなり張り切った様子。

わたしが一生懸命作ったテロップにも
「うーん…もうちょっと違う感じにできます?」
「ここの色、ほかのに変えてもらえます?」

と容赦なくダメ出しが続きました。


つづく


ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
楽しく読んでいただけているでしょうか?

執筆のチカラになりますので、スキを押して応援いただけたらとっても嬉しいです💕
コメント・質問もお待ちしています♪

あかさん🍎


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