イリューシン76撃墜の理由 2024.2/6
ウクライナ軍は、弾薬も車輌も、その他装備も枯渇しています。
戦場では、70代の老兵や14歳の少年兵が捕虜になっています。
また、若い女性兵士の戦死者も多数出ています。
ウクライナ軍は、ボロボロの状態で反撃し、撃退され、逆にロシア軍の占領地が拡大しています。ウクライナ軍の戦死者はもう50万人を超えているのにまだ続けるというのでしょうか?このままでは若い女性兵士は皆死んでしまうでしょう。
米軍は停戦のほうへ動いているような感じがしますが、英国はまだまだやる気のようです。ザルジニー総司令官の解任が本当なら、ウクライナ軍の敗北は早まりそうです。今夜は、ウクライナのお話をします。
ありきたりなお話なのかもしれませんが、記録として残しておきたいので書くことにしました。
ヴァレリー・ザルジニー総司令官解任へ。
昨年12月2日のアンケート調査(ウクライナ)によれば、ザルジニーを信頼出来ると答えていた人が82%もいました。ウクライナやロシアでは軍人に対する信頼度が高いといいます。ちなみにゼレンスキーは72%でした。
今年、ウクライナでは大統領選挙が行われる年です。ただ、ウクライナは5月14日(2/14までだったのですが、3ヶ月延長されそう)まで戒厳令が敷かれています。戒厳令期間中というのは選挙はできないので、この戒厳令がどこまで延期されるのかで、状況が変わります。
タイムスケジュール的には、今年の2月末までに議会で大統領選挙を実施することを決議しなければなりません。というのは、ゼレンスキーの任期が今年の5月末までなのですが、ウクライナでは任期切れの3ヶ月前には(今年の2月末まで)決議しておかなければいけません。今月末までってことですかね。
ウクライナ政府が「ザルジニー総司令官解任を決定、とホワイトハウスに伝えた」とWP(ワシントンポスト紙)が報じました。
ザルジニー総司令官は、戦場をよく知り、合理的な軍事指揮能力が高く、人的損耗を抑え、露軍の攻勢に耐えてきました。そのような総司令官を解任すれば、ウクライナ軍の士気と、指揮能力は低下し、国民の反発は免れません。これは致命的な誤りだと私は思います。
ただ、ロシアでは、まだ解任されたとは言ってないみたいです。先週中に解任されるとかのお話はあったようなのですが、今、記事を書いてる段階ではまだのようです。タイムスでは、ゼレンスキーはザルジニー解任を考え直したとか言ってます。一番の問題は後任が見つからないからだそうです。そういうわけですので、今のところ、私にはどっちが正しいのかわかりません(>o<)
※ゼレンスキーは、ザルジニーがアブディエフカの戦いで敗れるのを待っているとの情報があります。(責任を取らせるという形にして解任する。)
アメリカがザルジニーを支持している。
米国はザルジニーを支持しています。そして、どうやら英国がゼレンスキーを支持をしているようです。米国自体が、ウクライナ戦争から手を引く方向に動いているのは確かなので当たっていると思います。
昨年、エコノミスト紙でザルジニー総司令官が「戦況は不利である」そして、「勇気ある撤退が望ましい。」と答えていました。
今、戦場で熱くなっているのは、バフムートではなく、アブディエフカというところになっています。ドネツク州の西。ここは重要ポイントなのですが、ウクライナ軍が非常に不利な状況にあるため、ザルジニーはここからの撤退を進言しているのだそうです。衛星画像分析で解説しているところがあるんですが、じわりじわりとロシアが包囲網を狭めてきています。そのまま、居座れば間違いなく、全滅です。作戦上、時間を多少延ばしても意味がない状況にありますから、ここは撤退して別の拠点で命を張るべきです。
ところが、ゼレンスキーは、それに対して徹底抗戦を指示しました。撤退は西側にマイナスイメージを与える。そのため、いろんな場所から部隊を集めて防衛力を強めようとしています。それもうまくはいかなそうです。ゼレンスキーとしては、勝てる見込みがあるように見せておかなければ、西側からの資金が集まりませんからね。それで、無謀な作戦を展開しています。もともと、彼は兵士たちの命を虫けら以下としか思っていません。
ザルジニー総司令官を解任する理由
ザルジニーと、ロシアの「ワレリー・ゲラシモフ総参謀長」が秘密裏に連絡を取り合っていて、戦争終結のため解決しなければならない問題について話し合っていたようです。お話の内容については、ゲラシモフは当然、プーチンに報告していますが、ザルジニーのほうはゼレンスキーに言ってなかったみたいです。
シーモハ・ハーシュさんによれば、ゼレンスキーがザルジニーを解任する理由になったのが、ザルジニーが内密にゲラシモフと戦争の終わり方について協議していた・・・ことのようです。
ウクライナ兵50万人の増員
ゼレンスキーがウクライナ議会に対して、50万人増員分の予算を要求し、50万人増員法というのを議会に提出したんですが、いったん差し戻しになっていました。そして、1月30日にまた新しい提案を出しています。
議会のほうでは、今、無法反乱というのが起きていまして、議員が議員辞職を申し出て、定員がどんどん減っています。(ウクライナ最高会議)
与党がゼレンスキーの「国民の僕」なのですが、ここの議員が今月17名も辞表を提出していました。西側からの支援がつきてることもありますし、今後、50万人増員法か、または総動員法ができると、自分たちが前線に行かなくてはならなくなるため、そこで歯止めがしたいために辞めたのではないか・・・と言われています。
ウクライナは政府の中も、議会の中もぐちゃぐちゃになってきているようです。しかもこれからもっと、酷くなるだろうと言われています。
ロシア軍用輸送機「イリューシン76」撃墜
今年、1月3日の捕虜交換は無事に終わりました。
そして1月23日に2回目の捕虜交換が行われることになりました。
イリューシン76にはウクライナ兵捕虜約65名が乗っていましたが、その他にもロシアの交渉役2名が乗る予定でした。その軍用機をウクライナ軍が撃墜しました。ハリコフ州のウクライナ軍基地にあるパトリオットから発射されたミサイルが、ロシア領内を飛んでいたイリューシン76を撃墜したのです。
いったい、誰が撃墜したのでしょうか?
実は、この輸送機を撃墜したウクライナ軍の背後にいたのは英国でした。
英国のほうは、これからまだまだウクライナで戦闘を継続させていきたい。
そこでロシアの交渉役2名が乗っているであろうイリューシン76を撃墜したのです。ところが、たまたま、その軍用機に交渉役の2名が乗れなかったことで、この話は出てきませんでした。ですが、もう、これは英国が停戦を避けるため、交渉役2名を消し去ろうとしたと考えて間違いありません。歴史を見れば英国はこのようなことをやってきましたからね。むしろ、撃墜しないほうが不自然に感じてしまいます。
別の噂では、アゾフ連隊の兵士が乗っていたため、ゼレンスキーが葬ろうとした・・・というのもありました。(アゾフ隊員は12名という情報あり)
和平交渉を潰したのは英国だった。
2022年3月にトルコで、ロシアとウクライナの和平交渉があり、ほぼ決まっていました。ところが、それを潰したのが時の英国首相ジョンソンでした。
イギリスとロシアの対立は根が深いです。そして長い歴史があります。
今年の1月12日に英国のスナク首相とシャップス国防相と軍のジャキンス国防参謀次長がキエフを訪問していました。1月3日に捕虜交換。1月12日にスナク首相らがキエフ訪問。そして、1月23日にこの事件が起きました。偶然とは思えません。英国が交渉役のロシア人2名がイリューシン76に乗る予定を知っていて撃墜したのです。
ロシアの大統領選挙はプーチンで決まり。
ロシアの大統領選挙は3月15日から投票がスタートします。3月15日~17日までの3日間投票が行われます。開票は3月17日です。
選挙は誰でも出られるものではありません。
政党から出馬する人は署名を10万人分集める。
無所属の人ですと30万人分の署名が必要です。
1月中旬には、プーチンを入れて11名残っていた。それが1月31日になると6名に絞られました。やはり、戦時中なのでプーチンに任せておこうという人々が多いと思うので、たぶんプーチンさんで決まるのではないでしょうか?
西側メディアのプーチン叩き
2022年からずっと、西側メディアはプーチン叩きをしてきました。
その中で、ロシア国民がプーチンに不満だらけなので近々引きずり下ろされるだろう・・・みたいな作り話が日本でも多くのメディアが流していました。しかし、実際には全てが真逆でした。序盤戦からウクライナ軍は大敗していて2022年の夏頃までに35万人もの精鋭部隊が全滅していました。また、ロシアへの経済制裁も効いたのは一瞬だけで、その後、ロシア経済は衰退するどころか逆に凄い勢いで伸びていったのです。
西側制裁の影響
戦争前、西側の企業がロシアに進出してビジネスをやっていたのですが、こういうのが全部途絶えてしまいました。例えばマクドナルドは、日本と同じようにたくさんありました。しかし、ロシアのウクライナ侵攻で撤退しました。これでロシア人はハンバーガーも食べれなくなるぞ!・・・なんて期待した反ロシアの人々が嬉しそうでした。ところが、そこに純ロシア産のマクドナルドみたいなお店が入り、すぐに営業を始めたのです。味もボリュームもロシア人好みにパワーアップされていましたから、マックがいなくなって良かったとロシアの若者たちは言っています。
スターバックスも撤退したのですが、そしたら、すぐそこにロシア版スターバックスが出来てしまいました。こうしてロシア人起業家によって、あらゆる業種が純ロシア産に生まれ変わっていきました。
どうして、こういうのがすぐ出来るかと言えば、モスクワという都市はスタートアップ世界ランク10位なんです。それだけ起業家が起業をしやすい環境にあるということです。その背景にあるのは、安い法人税です。たったの20%なんです。これがロシアの経済の強さだと思います。
これがプーチン大統領が長い年月をかけて培ってきたロシアの底力です。
所得税はフラット税制で13%なんです。民主主義と自由の国だとか、インチキばかり言っている日本政府なんかとは比べものになりません。どっちが専制主義国家なのでしょうか?
アパレルもそうです。西側の有名ブランドが撤退したのですが、すぐそこに国産のメーカーが次から次へと立ち上がっていきました。
製造業も同じパターンで、どんどん国産化していきました。
半導体産業を持たないロシアのウクライナ侵攻は暴挙だと言われていたのですが、しかし、ロシアはその半導体までも国産化してしまったのです。
日本のインチキメディアが2022年に何と言っていたか覚えていますか?
例えば、虎ノ門ニュースとか、そこから枝分かれしてたニュース番組みたいなところです。どこもかしこも、ロシアのGDPがマイナス10%になるだとか、これをプーチンショックだって言ってました。ロシアは外国から輸入が出来なくなる。だから、物がなくなる。でもってロシア経済は破綻するんだ。もしかしたら、国も消滅するかもしれない。そうなったら、北方領土を取り返す良いチャンスだ。・・・とかバカじゃないの!
そんなお話が保守系メディアから大々的に流されていました。とにかく、ロシア経済は破綻するって断言していたんです。ここまでインチキを吹きまくっていたのですから、視聴者に対して間違いを認め、きちんと謝ってほしいものです。それはさておき、
1/30、FTの記事です。IMFによると、ロシア経済は今年、従来の予想よりも遙かに急速に拡大、2024年2.6%増。従来予想の2倍。対ロシア経済に疑問の声。同時にロシアの失業率は2.9%という低さです。
いったい、ロシア経済に何が起きているのか?
先程、お話したようにマックから半導体まで、ロシア人起業家が出現し、去って行った西側企業の穴を埋めるだけでなく、それ以上の経済効果をもたらしています。それと、忘れてはならないのがロシア産原油です。
ロシア産原油が禁輸措置の抜け穴
ロシア産原油と言えば西側諸国から禁輸措置の制裁を食らっています。
反ロシアの日本人は「ざまぁみろ!と言いたげですよね。
ところが、真面目にロシアに対して制裁を課すマヌケな日本人とは違い、アメリカは禁輸措置の抜け穴を通じて、せっせとロシア産原油をアメリカ市場に運んできています。トランプ時代と違って、今はシェールが少ないためアメリカも燃料を輸入しなければならない状況下にあります。真面目に制裁などしていたら自国民が苦しむだけですからね。
ロシアの石油というのは、ロシアの最大の収入源です。ロシアの石油の埋蔵量は大多数があのシベリアにあって、1日あたり960万バレル位生産しています。アメリカは、そのロシアの収入源を断とうと経済制裁しておきながら、自分の国が石油に困ったら抜け穴を通して石油を買う。実は、こういう汚い事をするのはアメリカだけではありません。これが国際社会なのです。
世界最大ジャームナガル製油所
ロシアがウクライナ東部への特別軍事作戦を実行するまでは、ロシア産原油がインドのジャームナガルにある世界最大の製油所「ジャームナガル製油所」に行くことはほとんどなかったのです。しかし、ウクライナ侵攻後、西側による経済制裁がなされ、ロシア産の原油が本格的にジャームナガル製油所に持ち込まれるようになりました。ここでロシア産原油は他国からの原油とブレンドされて、重油だの軽油だのと、いろんなものに化けてアメリカに運ばれています。こういうことなので、ロシア経済は疲弊するどころか、益々、潤っています。これが禁輸措置の抜け穴です。
気になるお話
東京地検特捜部の捜査は、 日・ウクライナ経済復興推進会議 で、 日本から58兆円ものお金を引き出すことが目的だったらしいです。 財源は、日本人への増税しかないとのことです。誰だかが言ってました。たぶん、当たってると思います。
日ウクライナ経済復興会議2月19日
ウクライナ復興会議まであと二週間です。 その時に、日本がウクライナの復興のために支払う金額が決まります。 国一国を復興するお金を日本が出す以上、少なく見積もっても50兆円くらいになると思います。 日本のマスコミはそれを隠そうとしますが、 結局、海外メディアから情報が流れて、日本のネットでも その情報が共有されるわけです。 58兆円という情報が流れていますが、もしかした100兆円なんてことも有り得そうです。
それとは別にウクライナからの情報です。
★2024年の始めからウクライナに資金を割り当てたのは日本だけである・・・と、ウクライナ最高会議のヤロスラフ・ジェレズンヤック議員が言ってました。彼によれば、1月31日の朝には、どこからも支援金は入金していなかったが、その後に3億9000万ドルの入金が、日本人たちからあったのだそうです。2月2日の為替レートで約571億円になります。
このようなことをしておきながら、岸田首相はロシアと平和条約を締結したいとか言ってました。それに対してメドヴェージェフ元大統領が怒りのメッセージを岸田首相に向けて述べていました。
★米国はロシアと停戦を望んでいると私は言いましたが、それはDS内の力関係が変わってきたからです。そうとはいえ、まだ、戦争維持派が残っており、彼らが何をしでかすのか・・・・怖いですね。
1/31に米国のビクトリア・ヌーランド国務次官がキエフにやってきました。
DS内の戦争維持派は、自分たちの利権をウクライナに残しておきたい一心から、そのために自分たちが育てたマルカーロワ駐米ウクライナ大使を新首相に据えておこうと企んでいるに違いありません。
悪魔のような女、ビクトリア・ヌーランド。この女の行くところ、災いしかありません。今頃、政権交代に圧力をかけているところだと思います。
ビクトリア・ヌーランドはこれをウクライナに提供するとか言ってました。
弾頭の値段が1発4万円だとか。
今夜も、つまらないお話に長々とつき合っていただき感謝します。
どうもありがとうございました❤♫
このような私をサポートしてくれるなんて、とっても嬉しいです!