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#道東の未来 を、考える。

ドット道東が、6/21からまた面白いことを始めるみたいだ。5日間連続で公開されたドット道東メンバーインタビューの冒頭には、共通でこの言葉が入っている。

繋がりを、さらにその先へ。
ドット道東はこの春、『理想を実現できる道東にする』というビジョンを新たに掲げ、次のステージへの一歩を踏み出しました。

更に、ドット道東代表理事の中西拓郎くんは、こうも言っている。
「けしてパラダイスではないけれど、「道東でも実現できるんだよ、諦めなくていいんだよ」というメッセージなんです。」(【ドット道東インタビューvol.5中西拓郎】より抜粋)

理想を道東で諦めなくていい」「やりたいことができる道東にする」そのために、ドット道東が動き出す。

2018年の道東誘致大作戦で各地の小さな日が集まり、道東の小さな炎になった。アンオフィシャルガイドブック「.doto」で大きな炎になった。みんなが胸に秘めている、ドット道東と自分自身に対する希望と、期待の炎が。その炎を胸に秘めないで口に出していこうよ、道東で実現していこうよ、というメッセージだと思う。ドット道東に焚き付けられた道東民の内なる炎は、大きく大きく燃えている。

私は昔から夢がなかった。

「将来の夢は?」と聞かれたら、聞こえの良い職業を答えた。大学も先生に言われたから受験した。就職活動もやりたいことがなくて、たまたま受けた会社が受かって命拾いをした。世の中やったことがないことばかりなのに、なんで進む道を決められるんだろうと思っていた。

だから大人になった今も、「将来の夢」とか「理想は」とか聞かれちゃうと、どうも口ごもってしまう。そんな大それたこと、言えない。ドット道東のみんなが、「理想を実現する道東にする」というビジョンを掲げても、「道東で諦めなくていい」というメッセージを発信しても、私はなかなか「理想」を言葉にすることができなかった。

理想か…。でも、今もこれからも大事にしたいことはある。それは夫と猫2匹との、大樹町での暮らしだ。

いくつもの表情を持つ日高山脈のもとで、目の前に広がるデントコーン畑を見ながら暮らしていく生活。

こどもの日には歴舟川にかかる鯉のぼりを見に行ったり、お隣さんから頂いた山菜を天ぷらにしたり、海を見ながらコーヒーを飲んだりする生活。

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夏には平日なのに火を起こしたり、家の目の前で流星群を眺めたり、寒い冬には薪ストーブの前で、猫と共にぐうたらしたりする生活。

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大樹港で採れたお魚を上手く捌けたとか、道の駅で買ったお肉が美味しかったとか、手塩にかけて育てたハスカップに実がたくさんなったとか、そういう当たり前のような、小さなちいさな喜びを精一杯噛みしめられるのが私の理想。

龍月のメニューを全制覇したとか、半田ファームのソフトクリームが美味しかったとか、晩成温泉の熱いお湯が最高だったとか、そういう小さなちいさな発見を心から楽しめるのが私の理想。

そんな生活を、道東の、大樹町でし続けられるのが、私の守りたい道東であり、つくりたい道東です。立派な「理想」じゃないけれど。

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欲を言えば、こういう豊かな生活ができることを、もう少し多くの人に知ってもらって、同じように道東に住む人を増やせたら良いなと思っている。

「道東だからできる」この生活。どうですか?個人的には、とってもおすすめなんですけど。



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