日本一明るい経済新聞 2024年11月号(vol.329)
割引あり
世界初!バーチャハンドル 国内外のベンチャー企業と連携
握った感覚を再現 バイタルセンシングで健康管理
(ユニオン)
ユニオン(06・6532・3188)は、2025年大阪•関西万博で世界初のバーチャル(仮想)ハンドルを展示。国内外のベンチャー企業と連携し、最先端技術を応用して握った感覚を再現、バイタルセンシングで健康管理、感染対策にもつながる未来のドアを世界へアピールする。
大阪市西区南堀江に本社を置く。住宅を除くドアハンドルでは国内で8割以上のシェアを誇るハンドルメーカー。1970年大阪万博では、各パビリオン向けのハンドルを供給し、万博から大躍進した。
「自動ドアが普及していますが、人が主体ではありません。人間主体のドアでありながら非接触ドアを目指しています」(宮本尚幸•開発デザイン室長、田河寿一•大阪支店営業部技術開発課ディレクター)と説明。すでに技術開発のメドをつけ、10年後の実用化を目指し、昨年には特許を出願した。
世界トップレベルの裸眼3Dディスプレイを応用して、空間にハンドルを浮き出す。さらに世界的ベンチャー、ウルトラリープ社の超音波による触覚再現技術、国内ベンチャーのTengun-label社のAI・3Dデータサイエンス技術を活かし、仮想ハンドルでのドア開閉を世界で初めて成功した。
バイタルセンシングで仮想ハンドルを握った人の血圧、心拍、呼吸なども計測、非接触で日常の健康管理を実現する。万博会場大阪ヘルスケアパビリオンで来年5月20日から26日に展示する予定。
来場者1人が約3分で仮想ハンドルを回して、ゲーム感覚で扉を開ける体験ができる。また、体験者の動きを点群データ化した演出も検討している。
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