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新しい沼へ落ちました

皆様、こんにちは。沼にハマりがちな堀井です。
ご存知の通り、世界にはたくさんの沼(=没頭できる素敵な趣味)が存在していますね。私もご多分に漏れずいくつもの沼にハマっております。数えたくはありませんが……ええ、それはもう、あっちにもこっちにも、ドボンずぶずぶと。
なのに、またも新しい素敵なものにハマりました。というか、ハマることにいたしました。それは……

シルバニアファミリー沼です!

突然すみません。私も自分に驚いています。でも出会ってしまったから。
先日、Twitterを眺めていたら、私の心を鷲掴みにする画像が流れてきました。それを見つけた私の心からの叫びがこちら↓

ビビビッと来ちゃったんです。来ちゃいましたねー。
私、まさにこういうのを求めていたんです!
いえね、最近、出先で「苛立つ人たち」を見かけては、心がザワザワするという機会が増えていたのです。
不快指数の高い気候が続いているせいでしょうか? それとも、とても混雑している場所に出かけているからでしょうか? 近年「余裕がない」と思われる方々が増えているような気がしております(単に、そういう人が目立つだけで、気のせいだとよいのですが)。
ともかくも心がザワザワするような出来事に遭うたびに思うんです。
「癒されるようなものが欲しい」と。
――スマホに保存した愛猫たちの写真があるでしょう……と、もうひとりの私が囁きます。そりゃあね、画像を眺めれば癒されますよ。でもスマホです。四角い重い板です。モフモフふわふわサラサラぬくぬくの、愛猫ではない……。
――手触りが重要? それならモバイル編み(=出先で編み物)は?
んー、それもちょっと違う。場合によっては他の皆様にご迷惑になるし。
――なら、キーホルダーはどうかな? シュタイフの子(=テディベア)たちなら何匹かいるよね!
それもほら時期を選ぶというか(夏は無理……)。
となってからの、
シルバニアファミリーですよ、お母さん!
全天候型!
しかも、手ごろな大きさだから一緒にお出掛けできてしまう!!
最高か!!!
実は私、子供の頃、一つも買ってもらえなかったんです。
ああいう系統のおもちゃを。
友達や親戚のお家にはありました。憧れていたものです。
ねだって狙い通りに買ってもらえるのは、主に本と文房具。おもちゃ関係は95%くらいの確率でダメでした。かろうじて残されていた当時の入手手段は「福引」などの景品で当てるとか(そこそこクジ運は良かった……でも、本当に欲しいものはなかなかゲットできず)、祖母にねだるかの二択。
……なぜだ……? よくてせいぜいグリコのおまけだったよ……なぜだ、母よ?

あるクリスマスの朝、枕元に置かれた大きなギフトボックス。
これは明らかに「本」ではない!
奇跡だ!
サンタさんありがとう!
歓喜しながら開封……そして、中から出てきたのは!

市松人形

真冬の冷たくもまぶしい朝陽に包まれた部屋。どん底に突き落とされた私。
喜ぶであろうと確信し、微笑みをたたえて私の反応を待つ親たち。
……忖度しました。ええ、私、空気の読める子でしたから。
ああ、あの幼き日の苦すぎる記憶。涙なしには語れません。
それらを払拭してくれるのがシルバニアファミリー! 間違いなくこれ!
はやる気持ちを抑えきれず、早速、私は夫に沼にハマる所存である旨を伝えました。
「毛糸が欲しい?(たくさん編まれていない毛糸玉がある……)いいよ〜家が毛糸で埋もれなければね」
「手帳を買う?(毎年何冊も買ってしまう……そして結果、上手に使いこなせない……)いいんじゃない、使うんでしょ?」
「万年筆のインクが欲しい?(一生掛かっても使い切れない量がすでにある……)いいよ、今度は何色?」
「本が欲しい?(積読本の山があちこちに……)いいんじゃない? 紙? 電子?」
……などと、大抵のことは許してくれる、懐の深い優しい最高の夫に!
すると、夫は首をかしげてこう言いました。
「これはさすがにちょっと……どうかと思うよ」
………………え?
なんで?
ダンゴムシのガチャ(300円)回すのはOKで、シルバニアファミリーダメとか、どういう判断基準……?
「だって、あからさまにモノが増えるでしょ」
えっ……そ、そうか。そりゃそうか、増えるよね。……でも、小さいよ……?
でも、えっ、ダメ? ダンゴムシがよくてシルバニアファミリーはダメ?
混乱する私。動揺を隠せない私。
その時です。Twitter経由でリアル友人からDMが……。
「うちにひとり居ます。よろしければお譲りしますが、いかがですか〜?」

神☆降☆臨!

夫、沈黙。
ふっ…………ふふふふふふ…………ッ! ……勝った!
では紹介しましょう。

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こちらが噂のウサ子ちゃんです!

画像2

せっかくなので、我が家のダンゴムシくんとも記念撮影。
いやぁ……お陰様で無事お迎えすることができました……!
ありがとう! ありがとう!
ウサ子ちゃん……! 可愛い、KAWAII、かわいいよ……!!(涙)
お友達もいたほうが賑やかでいいよね!(ポチッと手配!)

画像3

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たとえ愛する家族に反対されようとも。
もう良い大人なんだから……とか言われようとも、知ったことかー!
私には必要なのです!(断言)
ちなみに、反抗期まっさかり&思春期ど真ん中の子供には怖くて言えませんでした(後日、お迎えした際に直接見せて認識してもらいました。「は?」と一言コメントをもらいました……強行突破事後承諾です)。

そんなわけで、新しい沼、シルバニアファミリー沼にハマりました。
いやー、調べれば調べるほどに、この沼も深いですね(満面の笑み)
すごいぞ、シルバニアファミリー! 楽しいぞ、シルバニアファミリー!

で、この度、ハマるに当たり、私が決めたこと。
お洋服などは極力、自作する!
余った毛糸などを利用して作ります! がんばります!
お家といったかさばる背景セットは買わない!
欲しくなったなら、これも自作だ! がんばれ私!
そして家族の動線を邪魔しない場所で、こっそり楽しみます!(そう、秘密基地のようにね……ああ心が踊る……!)

届いた子たちを歓喜しながら夫に紹介する私。
「私がこの子たちを迎えたいって思った理由、本当にわからない? どうしても伝わらない?」
夫、困惑を隠しきれない様子ながら、こう言いました。

「だってそれさ……『かわいい』以外、他に何があるの?」

いえ……それさえご理解いただけているなら、もう充分です、ハイ。

ご支援を活力に変換して、今後の創作活動に生かしてまいります。各種沼への軍資金、猫たちへのおやつとなる可能性も捨てきれませんが……なにとぞ……!