同志の訃報…
おはようございます 燈由菜です。
昨日の朝
知り合いのラウンジのママさんからLINEが入った。
たまーにやりとりはするけど午前中から連絡が来た事で、良い知らせでは無い事が読み取れた。
LINEを開くまでに頭の中をよぎったのは
『ひいきにしてくれて居たお客様が亡くなった?』
『私が長年勤めていたお店のママが亡くなった?』
でした。
恐る恐るLINEを開くと…
【訃報】の文字の後に送られて来たのは
私の想像のどちらでも無く、同じ店で一緒に働いていた女の子の名前だった。
体が一瞬にして凍りついた!
「えっ?!何?」
頭の中が真っ白になったが、信じられない気持ちでLINEを読んでいると、肺癌で亡くなったと書かれており、お店のママが憔悴しきっているとの事。
そりゃそうだわ
亡くなったKちゃんは、20年近くその店で働いていて一番の古株で、ママからすると娘同然だった子だ。
たまたま昨日は休みだった私は、お店にお客様が入る前の時間を狙ってママに会いに店に行こう!と決めた。
ママにメールをしたけど長い時間既読にならなかったので心配しながらも、私はKちゃんの事を思い浮かべた。
どうしたの?
何があったの?
沢山の思い出がいくつも蘇ってきて涙が止まらない
私もそのお店には10年以上お世話になっていたけど、コロナ禍で高齢の両親と同居してる私は、夜の仕事を辞める事にしたのです。
コロナ禍で夜のお店は大変な打撃を受けたと思うし、世界中が思いもしなかった状況になった事で私の生活基盤も変わっていったのです。
みんなそれぞれに必死だったよね。
そんな中でも、お店の事や長年一緒に笑って泣いて、励まし合いながら頑張って来た同志とでも言える友達のKちゃんの事は
『どうしてるかな?元気かな?連絡しなきゃなぁ』と思いながらも…
まぁ、店に行けばいつでも会える!て普通にそう思ってた。
店では一番の古株だけに、良いお客様を沢山もってるし、歌も上手くて喋りも上手で頭が良いし、何せ明るい。
店の中にはいつも彼女の大きな笑い声が響いていた。
そんな彼女がお空へ旅立ってしまったなんて…
寂しすぎる。
何よりも
この三年間、一度も連絡しなかった事は悔やまれてならない。
携帯から彼女とのメールを探すと、最後にやりとりしたのは2020年5月…
本当に丸二年前。
彼女と私が店では古株だったので、色んな愚痴こぼし合い、相談もしたし、お互いを認め合って居たので唯一のわかりあえる同志だった。
昼間は、ずっと優しい言葉が沢山並んだメールを読んでいた。
夕方、ママから「食事しましょう」との連絡があったので、お店に行く前に外でママと会い話を聞きました。
彼女の死はやはり『肺癌』
しかも、体調が悪いと言いながらも亡くなる数日前まで店に出ていたそうだ。
彼女は本当に頑張り屋さんで、ほとんど休まずに昼夜のダブルワークを続けていました。
ママも一番信頼していたスタッフです。
数日間高熱が続いていたので、病院に行ったらそのまま即手術をしたけど手の施しようが無かったらしく
そのまま息をひきとったとの事。。。
突然の死に誰もが驚きとショックを隠せない状態。
外での食事を終えて、ママと一緒に店に入ると、時間も早かったのでまだお客様もおらずに、チーママやチーフ達と話でいると
いつもの様に入口から「おはようございます!あらっ、由菜ちゃんやん!!」と元気に彼女が入ってくる気がして、また涙が出そうになりました。
スタッフが出勤し始めたので、私はそろそろ帰ろうとしているとチーフが私に
「明日から来てくれるやね?頼むわね」
と言ったので
「えっ?!チーフ!いま、何とおっしゃいました?!」と書き直したけど、チーフは何も言わずにカウンターの中へ入って行き
その後、店を出る時にママから
「由菜ちゃんの都合の良い日でイイから、週に2日か3日シフト組んでな。店の事わかってくれてる子でないとあかんねん。助けて」
と言われたのです。
私は咄嗟に「わかりました。また連絡します」と言って店を後にしました。
今!私は昼の仕事の事で悩んではいるけど
完全に切り替えるには無理がある。
週に2日くらいなら、ダブルワーク出来るだろうか?!
いやいや…
私でいいの?
2年以上アルコールは一滴も飲んでないのに仕事が出来るのか?!
昨夜から【迷…迷…迷…】
最後まで読んで頂きありがとうございます。