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大きい会社と小さい会社

私自身が勤め人としてお世話になった会社は5つありまして、お世話になった順番に、
大きい会社(新卒入社):3年間
小さい会社:2年間
大きい会社:5年間
小さい会社:6年間
小さい会社:2年間
でした。

図らずも、大きい会社の2つは割と業態も似ていて、上場規模の会社でした。小さい方は、ホントに小さく社員数は数名から20名いないくらいの規模でした。
会社を乱暴に2種類に分けて、自分自身が経験してきた中での、大きい会社と小さい会社の特性ついて書いてみようと思います。
多分、このネタは、長くなるので時々思い出しながら何度も言及すると思いいます。

仕事の粒度

ここで言う「仕事の粒度」とは、上司から指示される仕事の複雑度みたいなものです。
大きめの会社で働いていたときが一兵卒だったこともあり、絶対ではないと思いますが、
大きい会社=シングルタスク
小さい会社=マルチタスク
でした。
大きい会社の時は、年単位での計画に基づき製品の設計やら開発やらをしていましたので、基本的に一つのテーマを念入りにやっている感じでした。
仕事の粒度で言うと、小さいです。振ってきたテーマを決まったやり方でコツコツやっていく感じ。
一方、小さな会社では、お受けしている仕事の規模も小さいこともあり、同時にいくつもの仕事を並行して進めて行くような働き方でした。こちらはどうやって仕事を完遂させるかの方法まで遡ってこなして行かないとならないので、仕事の粒度は大きいと思います。
どちらが向いているかは、個人の特性があるように思います。私自身は注意力散漫で気が多い方なので、同時にいくつもの案件を切り替えながらやっていく方が向いていた見たいです。
会社を始めて従業員を採用するようになると、これの向き不向きはホントに個々人で違うことを、別の立場から再確認した次第です。

人間関係

これはその組織の人数が素直に反映されるところでして、
大きい会社では人付き合いの選択肢があり、
小さい会社では人付き合いの選択肢がない、
となります。
ここが小さな会社に適応して働いていくところの一番難しいところだと思います。私がお世話になってきた会社の規模ですと、
社風=社長の考え
みたいなところがありますので、どんなに仕事の内容自体が自分に合っていたとしても、社長と反りが合わなければ、不幸の始まりだと思います。
この点は、小さい会社を選ぶ際に最も重視すべき点かと思います。
大きい会社の場合は、配属が流動的ですので、運悪く上司や同僚との相性が会わなかったとしても、ある程度の時間が過ぎれば、良い方向か悪い方かは判りませんが、変化はあります。
人は一緒に仕事をしてみて、その本性が判るところも多々ありますので、つここはホントに難しいところだと思います。

収入

一般的には、
大きい会社=給料が高い、
小さい会社=給料が安い、
となるのが一般的だと思いますが、小さい会社でも、大きい会社に負けないくらいの収入を得る道はいくらでもあります。
その会社が属しているマーケットとポジションに大きく影響されると思います。ここは当たり前の事ですが、競争が少ないマーケットの中で、ユニークなポジションにいる会社の方が給料が高くなりがちです。当然のその経営者の方針(=労働分配率)にも影響を受けますが、その元となる粗利を潤沢に得られる環境にあるかどうかが最大の分かれ目だと思います。
私の経験では、大きい会社は競争の厳しいマーケットに属していて、小さい会社はニッチで競争の少ないマーケットに属していたので、小さい会社で働いていたときの方が収入は良かったです。
こんな原体験があったから、起業したわけでもあるのですが。

大きい会社と小さい会社の違いの中で、重要度の高そうな3項目について書いてみました。

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