いつかの桜が咲いた日
先日、姪っ子の高校入学式に行ってきました。
晴々とした青空に、まだ初々しい学生たちが、卒業式以来の再開を喜んでいました。
じつは、姪が受けた高校は、中学生だったわたしが、第一候補として受験した高校でした。(落ちましたが(笑))
わたしが学校見学をした時とは、十数年の年月がたっていて、すっかり校舎は色あせていました。
こんなにボロボロだったけ?と思ったぐらいです。
式も順調に終わり、保護者として教室に向かった時に、なにか溢れる思いがこみあげてきました。
わたしは、本当だったらこの高校に行っていたかもしれない。と。
教室に入り、ちょこんと座っている姪を見ると、その後ろ姿が、当時の15歳のわたしと重なります。
もしかしたら、こんな風に制服に身を包んで、教室に座っていたのはわたしだったかもしれない。
全日高校へのあこがれはありましたが、自分自身で選んだ進路に後悔はないはずでした。
けれど、きらきらと輝く若者を見ていると、こちらはセンチメンタルな気分になってしまいました。
いつか咲くかもしれなかった桜が、十数年の時をこえて咲いたのかもしれません。
わたしの分まで、高校生活を満喫してもらいたいです。
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