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卒業おめでとう

今日、北の国、余市町にある「北星余市高校」で卒業式があった。余市は小さな町なのに閉鎖感はなく、むしろ海や温泉があり、海産物や果物がなまらおいしい穴場の町。
その余市町にある北星余市高校は、
赤い雰囲気の良い校舎で子どもたちを包み込む。
その赤は、雪にも映え、緑にも映える。

入学した時には、深く心を痛めていた子ども達が、
見事に通いぬき、生き抜き、成長し、晴れやかな姿で3年間の学び舎を後にした。

その北星余市高校には、不登校だった子、やんちゃだった子、受験中心の学校に疲れた子、純粋に高校生を楽しみたい子、帰国子女や、地元に居場所を見つけられなかった子、様々個性が全国から集まっている。
北海道の北星学園大学の付属高校であり、キリスト教の精神で、来る者を深い愛で受け入れる学校である。8割の子が余市町の地元の方が運営する寮に下宿しながら通い息子もかつてその一人だった。

その息子も中学で傷ついたすべてをその3年でリセットし、大学へ進んだ。

今日、卒業式を終えられた保護者の方々、
学校職員や関係者の方々、
生徒を見守り、支え続けた地元の寮の方々や、
余市町の皆様。その心が当事者保護者だった私には、
よーくよーくわかるので、本日は、
ただただ心を北の国へ馳せてしまう。
心からの労いと、お祝いと、感謝の思いを。

そして、巣立つ子ども達へは、いっぱいの愛を。
卒業おめでとう。
ほんとに頑張ったね。
この3年間は、アナタをうんと強くしてくれたはず。
これからはじまる未来が、わくわくで溢れますように。


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