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うつ×ADHD×東大受験 45 息子のマイペース受験記 慶應大学発表日の決断

高3の夏休みにうつ・ADHDと診断された息子。センター試験直前に親子で向き合って話をしたことをきっかけに症状が改善したが、勉強は間に合わず宅浪することに。そして共通テストは目標点達成。しかし慶應は数学で失敗。理科大の入学金を納めたものの息子は高まる緊張でソワソワし始めた。受験前の記録を撮りたいのにスマホの容量がなくなったといわれ、わたしは空けるために夜中まで試行錯誤。今回も日記から。

2月22日(月) 慶應大学発表日

晴れて暖かい。昨夜はトレドミン(抗うつ薬)忘れたなーと寝床で思っていたら、トイレから人が出る音。階段の音もした。時計を見ると4時。あー、「おやすみー」といったのにタローはYouTubeでも観続けていたのか。寝付くまで近くで見ているべきだったのかと後悔。するとドアが開いてダーが戻ってきた。「タローは?」「寝てる」なんだ、あの音はダーだったのかと少しほっとした。でもタローも実際2時頃までYouTubeを観ていたらしく、9時まで起きられなかった。観ていたのは応援動画だという。

散歩では、背中をトントンされたりさすったりされると自分が緊張している人の役を担わされているようで緊張するといっていた。わたしは受験前に母にハグして背中をさすられたときの安心感をずっと覚えているので、人によってこんなに感じることが違うんだなと驚く。

今朝は昨夜移動に失敗した容量の大きな動画の移動に成功し、iphoneから削除して1時間分空いた。タローは早速今の心境を撮っていた。

慶應の発表だが全く気にしている様子がないので「東大終ってからにする?」と聞いてみると、とりあえずそのページを出してみるという。パスワードを間違えてしまったが、やり直して合格発表の確認ボタンまでたどりつく。しばらく悩んでいたが、不合格とわかってはいても気持ちが大きく沈むかもしれないと、見るのをやめる決断をする。それでいいと思う。

トレドミンを飲み忘れたせいか、試験が近くなってきたからかわからないけれど、少しカリカリしている気がする。22時にトレドミンを服用し、早く寝るつもりだったが、お腹が張って痛いというのでガスコン(消化管内ガス駆除剤)を探し出し、いつもの時間になってしまった。


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