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"誰かの役に立っている"という実感が欲しい

NZに来て1か月が経とうとしている。

日本とは違う文化や気候、習慣を満喫しつつ
心の中には常に、不安が形を変えて存在している。

NZに来てから最初の2週間は”お金が尽きたらどうしよう”とか”早く家を見つけないと”という不安だった。
それは仕事を始めたことでなくなった。
最近、代わりに出てきた不安は”誰の役に立っているんだろう”ということ。

マズローの5段階欲求を順調に登っていて、成長を感じる。

ローカルのカフェで働いているけれど、英語が不自由なく使えるレベルでは全くないので、たまにお客さんの言っていることが理解できなかったり、早口の注文が1回で聞き取れなかったりする。

一緒に働いてるスタッフは、みんな本当に優しくて
私がミスをしたらフォローしてくれるし、マネージャーは
「皆間違えて覚えていくから大丈夫。気にしないで」と励ましてくれる。

私より1週間後に入ってきたNZ人の男の子の方が仕事ができているのを見ると、少しへこむけれど、温かい環境で仕事ができていることに感謝しかない。

そんな環境いても、不安は私を逃がしてはくれない。
次なる不安は、「私はここにいていいんだろうか、周りの人に迷惑しかかけていないんじゃないか」という想い。

周りの人に助けてもらってばかりで、自分は誰かの役に立てているんだろうと、後ろめたい気持ちを感じる。

この不安を消せるように、一日も早く仕事を覚えて
一スタッフとしてこなせるように、頑張ろう。

日本にいたとき、誰かの役に立てているかと、ここまで不安に思ったことはなかった気がする。
異国で、自分一人ではできないこと・分からないことを周りの人に助けてもらっているという実感があるからだろうか。

だとしたら、不自由な生活も悪くないかも。
至る所で人の温かさを感じられるこの国を、とても好きになっている。





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