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キレイなだけじゃない、不完全で、不恰好な自分

先日新潟でスタートさせたYORIDOKOROプロジェクトで、自分の中で起こったプロセスについて書こうと思います。
YORIDOKOROプロジェクトとは、

2022年スタート。
「コーチングや対話を通じて大学生・社会人の垣根を越え、共に生きていきたい」という想いを持っていたプロコーチの長谷川由香と
「コーチングのように自分のありのままを認めてもらえるような体験をもっとたくさんの大学生にして欲しい」という想いを強く持っていた大学生である赤塚琳がコラボレーションしたことによって始まったプロジェクト。
この目的に共感する安藤奏・山口洋平・伊部来実と共に進む。
いつでも繋がっていて、困った時も、そうでない時も、安心して帰れる場所。
好きなことを思いきり試したり、遊んだりできる場所ー。
そんな「よりどころ(拠り所、寄り所)」となるような場を、世代を超えて創っていきます。

去年の年末に僕と由香さんが出会って、共鳴したところからわずか3ヶ月も経たずに、新潟で始動したこのプロジェクト。
今回は
「一年を締めくくり、今の気づきをエネルギーにして、次の新しい一年をスタートさせる」
ということを目的に新潟大学の学生達には1日、新潟県立大学の学生達には半日のワークショップをやりました。

自分にとっての大きな挑戦

僕にとって今回のイベントには大きな挑戦が2つあって。

1つ目ははじめてのリアルでの大きなイベントの主催をするということ。
Googleフォームで申し込みフォームを作って、
集客して、
会場を準備して、会場までのアクセスを手配して、
知り合いのカレー屋さんをランチのために呼んで(そして一緒にWSに巻き込んで笑)
などなど、
はじめてのことばかりさせてもらいました。

当日も前日にあった地震の影響で電車が遅れたり、コロナ陽性者の濃厚接触者の疑いのある人が出たり(結局大丈夫だった!)、いろいろ朝からバタバタしながらも、なんとかスタートさせることができました。(落ち着かない、緊張した感じも抱えながら…)

2つ目は、自分の所属しているいろんなコミュニティーからの人が集まってくる場であったということ。
学部の友達の前で見せる自分、
一緒に活動している友達の前で見せる自分、
コーチ仲間の前で見せる自分、
そのそれぞれが違う自分であるから、
そんな別々のコミュニティに属していて、別々の自分を知っている人たちが一堂に介するこの場で、
どんな自分が出てくるのか。
ワクワクもありつつ、
正直、不安、緊張、怖さでいっぱいでした。
特にこの2つ目のチャレンジは、本当に僕にとって大きなものでした。

実は僕は…

そんな中始まっていったワークショップ。
午前中は問いやライフチャートなどを用いて対話する中で今年1年の自分を振り返り、お昼はみんなでカレーを食べて(カレー屋さんのご好意により、3種類のカレーをおかわりし放題にしてもらった!😋🙏)、
午後は体を動かすワークなども挟みながら、
振り返って気づいたことをもとに、未来に向けた宣言をしていく…
そんな内容でした。
どのワーク・対話もとても印象的で、それぞれで得たものについて語り始めたらキリがないのですが、
その中でも僕が特に印象に残ったワークについて。

「実は〇〇(人)って× ×なんじゃないの?」
ということを、ほとんど会ったことない人同士で、無責任に、遠慮なく、遊び心も持って伝えてみる、というワーク。

そこで僕が言ってもらったことのリストは以下のような感じ。
「実はりんちゃんって、××なんじゃないの?」

甘えん坊
他人をディスりたい
寂しがり屋
企画よりも参加するのが好き
人と話すのそんなに得意じゃない
ともや(僕が住んでいるシェアハウス)が寒すぎてもう住むの嫌だ
全力になりたくない
家族と暮らしたい
止まりたい
日本にいたくない
自分への理解がある土地に住んでみたい
彼女5人ぐらい欲しい
好きになってくれる女の子を増やすのがいい人でいる目的
モテたい
周りから思われているキャラを保とうとしている

もう本当に驚くくらい的を射たものばかりで。
「モテたい」なんて本当そう。笑
少し前に彼女と別れてから、
「今は自分のやりたいことに集中したいから、彼女とかいいわ」
とかスカしたこと言ってたけど。笑
本当に恥ずかしい。笑

でもなんか言われたことがすごく心地よくて。
僕が今まで見ないように、感じないようにしていた自分に光を当ててもらって、
その自分がやっと解放されて
出てこれて、スッキリして、
イキイキした自分が出てくる、
そんな体験でした。
それだけそんな自分を押さえつけることにエネルギーを使っていたんだなーと。

そして同時に、
自分が「見せないようにしている自分」って
意外と他人にも見抜かれているんだなということも分かって。
だったら押さえつけて、無理している方がもったいないことだなと。

宣言

不恰好な自分で、ご飯を作ってくれて、甘やかしてくれる彼女を作ります

ワークショップの最後、
それまでの時間で気づいてきたことをもとにしながら、
「これから私は〇〇な自分で××をします」
という宣言をみんなの前でする時間があって。
そこで僕はこんな宣言をしました。

こんな恥ずかしい宣言、
こんなワークショップで、
しかもこんなにたくさんこれからも仲良くしていく人達がいる前で、
今までの自分だったらできなかったと思う。

でも、自分が今まで知らなかった(見ようとしてこなかった)自分にたくさん出会い、
それが自分の中から滲み出てきて、
そしてそんな自分も受け入れてもらった
この場だからこんなことも言えたんだと思う。

在りたい自分、求められている自分を演じてしまう自分

ピュアで真面目で、頑張り屋の自分
他人の話をよく聞いて、否定せず、受け止めてあげられる自分
優しくていい人である自分
学びに貪欲な自分
エネルギーに溢れていて、活動的な自分
色んな人とのつながりを広げていく自分
しっかりしていて、頼りがいのある自分

こんな「こう在りたい」と思っている姿だったり、
色んなコミュニティで求められている(良いとされている)ような姿だったりになるために、
自分を演じて、無理しているときがある(もちろんこれも全部自分で、偽者、嘘の自分というわけではないんだけど)
ここにはきっと、前回の記事で書いた「孤立することへの恐怖」も深く関わっている。

でも僕にだって、
めちゃくちゃ怒りをぶつけたり
めちゃくちゃ相手を非難したり
めちゃくちゃ甘えたり
めちゃくちゃだらけたりもしたい時だってあるんだー!
モテたいって思っている自分もいるんだー!
キレイじゃない、完璧じゃない自分もいるんだー!

そんな不恰好で、不完全な自分も含めて、
「自分の全部を感じ、生き切りたい!」
そんなことを思わせてもらうような体験でした。

YORIDOKOROプロジェクト最高!😆

「参加者たちにとってYORIDOKOROとなる場をつくりたい」
「大学生にとって、気づきがたくさんあって、次へのエネルギーが湧いてくるような時間にしたい」
と思って企画していたはずの時間でした。

でもそれだけじゃなくて、

自分にとって一番のYORIDOKORO
ができて、たくさんの気づきとエネルギーが得られた時間。
自分のブラックな部分も、恥ずかしい部分も素っ裸にされて、そしてその全部を受け入れてもらえた時間。
対面で5人で会うのは初めてという不思議な状態でスタートしたけど、一緒に居た、たった3日弱でこれ以上ないくらい深くつながることができてしまった時間。
この5人となら何やったって楽しいし、うまくいくと思えるような大きな信頼とワクワクが育まれた時間。

本当に幸せで、最高な時間でした。
早く次をやりたすぎる…!

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