「KEI'sCraftと短編ミステリの時間」②
第2回目の作品も、私の大好きな短編シリーズから。これも実はちょこっとホームズに関係しています。
「 終局的犯罪 」
アイザック・アシモフ/池 央耿 訳
『黒後家蜘蛛の会2』 (創元推理文庫)より
原題: The Ultimate Crime
from MORE TALES OF THE BLACK WIDOWERS
by Isaac Asimov, 1976
キャンドル作品名:「Planet」
「われはロボット」等、SF作家として名高いアシモフですが、
私はこの「黒後家蜘蛛の会」など推理短編しか読んだことがありません(笑)
「黒後家~」というと、なんか怖ろしげですし
文庫本の表紙もちょっと不気味系なのですが、内容は全然違っています。(最近、新装版が出ましたね!ちょいとお洒落な感じになりました!)ミステリ好きならどなたでも知っているような、たくさん版を重ねている有名なシリーズです。
毎回、おじさま方が集まって、レストランの一室で食事をしながら
ゲームのように謎解きを楽しんでいる。しかし、解決するのは何故かいつもあの人・・・?!といった展開。謎も、重大犯罪や殺人事件はほぼ無いです。
さて、この一話がなぜホームズと関係あるのかというと、ホームズの宿敵・モリアーティ教授が残したとされる、論文「小惑星の力学」をテーマにしているから。よくできてるなぁ、さすがアシモフ!と感心します。
キャンドルは、「小惑星」・・・ということで、そのまんま「Planet」です。
ただ、このキャンドルの中身にも使用した、まわりに散らしてあるロウの欠片には細工がありまして。。。
ブラックライトを当てると、青く光るんですよ~…写真でうまくお見せできないのが残念です!
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