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未聴アルバム開拓#03 "Bang!!"byBOOGEY VOXX

!前置き!
まだ聴いたことのない音楽アルバムの感想をつらつら書くだけ。
吹奏楽部、軽音部、合唱部などの部活、習い事も全く経験なし。
音楽を聴くことは好きだけど、音楽を学んだことはない素人の文章です。


Bang!! / BOOGEY VOXX 1stアルバム(2021.03.06発売)

お久しぶりの未聴アルバム開拓の記事なのですが、このアルバムかなり聞き込んでしまったので初見の感想という感じではなくなってしまいますがご了承ください!

こちらのアルバムに出会ったきっかけは、とあるアニソンやゲームソングなどのA-POPと言われるジャンルを扱うダンスバトルにて収録曲のD.I.Y.が流れたことからでした。
明快な女性ボーカルの力強さと軽快で気持ちよくハマるラップ、今すぐにでも踊りだしたくなるようなキャッチーなサウンド。
一目惚れならぬ、一聴き惚れでした。

早速調べてみたら何とVTuberさん!キョンシーとフランケンによる異色の音楽ユニットというパーソナリティからすでにかなり興味がそそられます。
以前月ノ美兎さんのアルバムを紹介しましたが、やはりここ最近の音楽業界にこういうジャンルの方たちがガンガン参戦してきてるんだなと感じました。
ですが、前回と違うのはBOOGEY VOXXは自分たちで曲を作り歌詞を書き音楽を生み出しているという事。音楽をガチってるVTuberさんで実は聴いている方がもう一人いて、それはPOP YOURS 2022にも出演したピーナッツくん。
彼の楽曲は「VTuberが作る音楽」という私の中にある少しネガティブな偏見じみたものを取っ払ってくれたんですが、今回のBOOGEY VOXXに関してもそれと同じものを感じました。

前振りが長くなってしまいましたが、アルバムの内容についてお話します!


1. intro

Arrangement by IURA TOI

アルバムの幕開けをお得意のダンスミュージックで盛り上げてくれるオーバーチュア!
D.I.Y.のリミックスが入りつつ、ワクワクさせるカウントダウンとお二人の「生きてるみんな 生きてるか!?」のコールがライブ感を漂わせます。


2. Bang!!

作詞:BOOGEY VOXX、IURA TOI 作曲:BOOGEY VOXX、IURA TOI
編曲:IURA TOI

今アルバムの表題であり、王道クラブサウンドの盛り上がりソング!
タイトル通りに感情を爆発させて馬鹿騒ぎしよう!という、聴くだけでアガれる楽曲。
「Bang!Bang!」「Huge!Huge!」と小気味良いアクセントになる言葉が入ることによって自然と音楽に体がノリだしてしまいます。
早くBOOGEY VOXXの世界に飛び込んでおいでと言われてるような、本編一曲目の導入として完璧!


3. Flash Back City feat. 紡音れい

作詞:BOOGEY VOXX、IURA TOI 作曲:BOOGEY VOXX、IURA TOI
編曲:IURA TOI

都会的なダンスミュージックで、聴いていると街のネオンがキラキラと輝いている風景が頭に浮かんできます。
紡音れいさんの透明感ある歌声と、Ciさんのエッジの効いたカッコいい歌声が相性ばっちり!
孤独を感じがちになる都会の世界から抜け出そう的なメッセージが見えてきて、そこに入ってくるFraさんのラップパートの歌詞になんだか背中を押されます。


4. Escober Dance

作詞:BOOGEY VOXX、sumeshiii a.k.a.バーチャルお寿司
作曲:BOOGEY VOXX、sumeshiii a.k.a.バーチャルお寿司
編曲:sumeshiii a.k.a.バーチャルお寿司

オシャレサウンドの楽曲から一転、スティールパンの音も聴こえてきちゃうようなハッピーで陽気な楽曲、と思いきや…?
「Escober」ってどういう意味なのかなと調べてみたら、まさかのコロンビアの麻〇王の名前が😂音楽でTripして最高級のハッピーをキメろとはそういう事かと納得しました。
ジャクソン5のI Want You Backのようなノリが良いキャッチーな音に乗せて、スパイスの効いた歌詞を歌っているギャップがたまらなく好きです。


5. 終 電 集 合

作詞:BOOGEY VOXX、田中じゅんじろー&ねっぴ(音屋彩図堂本舗)
作曲:BOOGEY VOXX、田中じゅんじろー&ねっぴ(音屋彩図堂本舗)
編曲:田中じゅんじろー&ねっぴ(音屋彩図堂本舗)

めちゃくちゃ好きな曲!
メロウに始まったかと思ったら一気にコミカルなノリノリソングに!
Ciさんのころころと変わる歌声がとても巧みだし、いつもより砕けたFraさんのラップに耳が楽しくてしょうがない。
大人だからできる、深夜テンションで踊り狂うようなハチャメチャなテンション感がたまらなく良い。
「田中!」「ねっぴ!」「ぶぎぼ!」と名前がコールされるところは思わず一緒に言いたくなっちゃいますね。


6. Ghost City Club feat. 隣町本舗

作詞:BOOGEY VOXX、隣町本舗 作曲:BOOGEY VOXX、隣町本舗
編曲:隣町本舗

電子的な音をベースにしつつもジャジーな音も絡みついてくるような、哀愁も感じさせながらも強いビートで気持ちをアゲさせてくれる1曲。
ゴーストシティという非現実世界に迷い込んだ先に見えた一筋の光的な、そんな光と影が隣り合ったような楽曲だなと思います。
キョンシーとフランケンという人間ではない2人が歌うから、また一つ魅力的に聴こえてくるのかもしれません。
「オオオーオーオオーオオー」というコーラスもライブでみんなで歌ったら映えそうですね!


7. Pray a Love

作詞:BOOGEY VOXX 作曲:BOOGEY VOXX、filmiiz 編曲:filmiiz

こういうラテン調の楽曲に弱いです。
その情熱的なラテンのリズムと、ピアノの美しいメロディを聴くと無意識に体を揺らしたくなるようなノリの良さ。
一段と色っぽいCiさんの歌声と大人な恋の歌詞がぴったりで素敵。
夕方の海沿いをこの曲を聴きながらドライブしたらめちゃくちゃ気持ちよさそう!


8. Go!!Go!!Undead!!!!!

作詞:BOOGEY VOXX、田中じゅんじろー 
作曲:BOOGEY VOXX、田中じゅんじろー
編曲:田中じゅんじろー

2人のキャラクター性を強く押し出す一曲。
死んでることに後悔なんて一切ないぜ!と振り切った歌詞が気持ちいい。
歌い方も自分たちが一番最強だといわんばかりにおらついているのがとてもクール!終始鳴り続けるギャンギャンのギターもカッコいい!
自分たちをUndeadと表現して、曲を聴いている生者たちをLiving Peopleと称してるのがなんだか好き。


9. skit~お金がなくなっちゃった~

skit、要するに寸劇!
改めてCiさんの喋り声と歌い声のギャップに驚くし、Fraさんのキメキメラップからは想像できない柔らかい喋り方がとても良いですね。
こういうコントっぽいドラマが入るのもVっぽくて面白いです。


10. ゲッマニ feat.熊野ぽえみ, sumeshiii a.k.a.バーチャルお寿司

作詞:BOOGEY VOXX、sumeshiii a.k.a.バーチャルお寿司
作曲:BOOGEY VOXX、sumeshiii a.k.a.バーチャルお寿司
編曲:sumeshiii a.k.a.バーチャルお寿司

先ほどの「口座残高がない…なら曲を作ってお金を稼ごう!」という寸劇からのこの曲!アルバム内で1番好きな曲かもしれません。
くすっと笑えるVあるあるなメタ歌詞が聴いていて楽しいです。
ず~っとお金の話をしている曲なのに全然ゲスく聴こえないし、なんなら一緒に「ゲッマニ!」と一緒に歌いたくなるようなオールドなHip-Hopなノリがとても耳に残って最高の気分にしてくれます。


11. GOLDEN BATS

作詞:BOOGEY VOXX、PSYQUI
作曲:BOOGEY VOXX、PSYQUI
編曲:PSYQUI

PSYQUIさんは個人的に好きなアーティストさんでもあり、よく楽曲も聴いているのでコラボレーションしていると知り驚き!
この曲はとにかくFraさんのソリッドなキレキレラップが光る!歌詞も攻めたセンシティブな雰囲気を持っていて、いい意味で背筋がゾクッとなるクールな構成。
PSYQUIさんのトラックも流石で音一つ一つ攻撃力が凄くて、思わず頭をぶんぶんと振ってトランス状態に陥ってしまいそうです。
アルバム内で一番尖っている楽曲だと思います。


12. HOPE

作詞:BOOGEY VOXX、隣町本舗 作曲:BOOGEY VOXX、隣町本舗
編曲:隣町本舗

ゆったりとした曲調で浮遊感のある幻想的なサウンドに癒されます。
Ciさんの伸びやかな歌声が心にぐっと迫ってくる感じがして、より曲の世界観に没入できる感覚があります。
人間としての命は持っていない2人が生命という大きなテーマで歌を紡いでいるのがなんとも良い。
曲終わりの余韻も気持ちよくて好きです。


13. D.I.Y.

作詞:BOOGEY VOXX、D.watt(IOSYS)
作曲:BOOGEY VOXX、D.watt(IOSYS)
編曲:D.watt(IOSYS)

私がぶぎぼを知るきっかけになった楽曲!
まずCiさんのボーカルの良さが耳に飛び込んできて「お…?」と思ったところに、Fraさんのガツンと来る男らしいラップに完全にやられてしまいました。
初見がダンスバトルだったので、この楽曲で熱いバトルを見せてくれたしんぺーさんとTAKARAさんにも感謝です…🙏選曲したDJ、アシタカさんにも!
人生を作り上げていく過程をDIYという分かりやすくキャッチーな言葉でまとめているのが上手いなぁと思いますし、1曲の中で様々な展開を見せてくれるのが飽きが来ずに最初から最後までぶちあがって聴けるのが最高!
正にフロア熱狂なキラーチューンだと思います。


14. #アソブカイ feat.坂神蟬丸, ぷりやまぷりを, 氷雨悠冰, 木風公子, ヌコメソーセキ

作詞:BOOGEY VOXX、坂神蟬丸、ぷりやまぷりを、氷雨悠冰、木風公子、ヌコメソーセキ
作曲:BOOGEY VOXX、氷雨悠冰、Khaim、#アソブカイ
編曲:Khaim

最後は仲間と大団円!な1曲。
スチャダラパーのGET UP AND DANCEという楽曲が大好きなのですが、その曲のようにどんどんと歌い手で歌詞をリレーしていくのがお祭り感あっていいですよね。いわゆる個人勢と呼ばれるVTuberさんそれぞれの熱い信条を軽やかなサウンドに乗せて歌っているのが素敵。
わちゃわちゃとしたガヤをバックに曲がフェードアウトするのもおしゃれ!


まとめ

ただでさえ更新頻度がめちゃくちゃ遅いこの記事シリーズの2/3がVTuberのアルバムなのどんなバランスやねんって感じなんですが、月ノ美兎さんのアルバムが歌い手に対していろいろな人が楽曲提供するといういわばアイドル的もしくはキャラクターソング的な作品だったのに対して、BOOGEY VOXXは自分たちで音楽をクリエイトしているという点で私的には「アーティスト」の作品として受け取りました。

初見で全部聞き終わった後の満足感というか、「え?なにこれ めちゃくちゃいいアルバムじゃん」という驚きがすごく大きくて、最初に書いたようにVTuverの音楽という私の中の偏見じみた壁を一気にぶち破ってくれたクオリティの高い作品だなと感じました。

正直この記事を書いているときはすでに日常的に何回もリピートして聴いているので新鮮な感想ではないかもしれないんですが、でもとにかく聴いてほしいからこの記事を書いています。それぐらい良い!

BOOGEY VOXXはYoutubeでカバーソングを毎週金曜日に更新しているのですが、そちらの方も独自のアレンジが入っていてFraさんのオリジナルRap詞もたまらなくセンスが良くて自分で特にお気に入りの曲でプレイリストを作って聴いたりと、とにかくぶぎぼの音楽性に今はハマり中です。

またひとつ素敵なアーティストに出会えたことが嬉しいです。
何気ないところに自分の"好き"が転がっていることに常に敏感でいたいですね。


激遅更新で自分でも嫌になるんですが、また文章を出力する力を蓄えたら新しいアルバム感想を書けるように頑張ります!

今回はここまで、それでは!

あかりたずな


楽曲クレジット参考元
・"Bang!! / BOOGEY VOXX" XFD 概要欄(https://youtu.be/3kGupFvwPII)
・TuneCore Japan(https://linkco.re/AShQrM0G/songs/1408641/lyrics?lang=ja)
・BOOGEY VOXX -Official BOOTH-(https://boogeyvoxx.booth.pm/items/2631030)





余談すぎる余談

私が今応援している方で声優、そしてシンガーソングライターとして活動されている仲村宗悟さんという方がいるのですが、その方が先日「WINNER」という曲を発表しMVも公開されました。

嬉しいな~なんてのんきに思っていたら、突然CiさんのツイッターにそのMVについてのツイートが!

驚きすぎて見た瞬間「え!?!!!??!?」と大きい声を出してしまいました。
だって最近ハマってるアーティストが自分の好きなアーティストの音楽について話してくれるの嬉しすぎませんか???
Ciさんが宗悟さんの出演作であるアイドルマスターSideMのファンであることは知っていたのですが、ここまで繋がってくれんの???

ウレシ…とひとり小躍りをしていたらまさかの宗悟さんのリプライ突撃

泣いちゃった…。

他人事ながらCiさん良かったねえ!!!とめちゃくちゃ喜んでしまいました。
その後のCiさんのツイートを見ると以前から宗悟さんの音楽をよく聴いていたとのこと。ファンなのかな?そこまでは私が断言できませんが宗悟さんの音楽が好みなら勝手に仲間だな!!!みたいな気持ちになっちゃいました。

そんなこんなで9月頭に書き始めて1か月以上放置していたこの記事を今すぐに書き上げなければ!!!!!!!!!となり今に至ります。

いやほんとに嬉しい。世界に感謝という感じです…。

いつかぶぎぼのカバーソングに宗悟さんの楽曲が選ばれたらなあ!なんて欲深い願望を書き記してこの記事の本当の締めとしたいと思います。

ヨロシクオネガイシマス…。

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