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香りは言葉だ

前置き

いままで日々の記録は『雑記;自助的認知行動療法のための_日付』と命名していたんだけど、それだとパッと見で何を書いたのか全然わからんから、ちゃんとその日あった出来事とかに合わせたタイトルを付けることにしました。

今日は石鹸とか売ってるLUSHに行ったのでこんなタイトルになった。

自粛生活への備え

僕は現在首都圏の「緊急事態宣言の方向性が検討」されているエリアに在住しているので、たぶん来週から自宅から出ない生活がまた1ヶ月くらい続く。

前回の自粛期間が結構キツかったので、今回は対策としてリラックスできる&仕事に支障が出ないグッズを購入することにした。

そんで、その自粛対策グッズとしてLUSHのシャワージェルと香水がノミネートされたってわけです。

収穫祭とPANSY

購入したブツは収穫祭とPANSYでした。

スタッフさんによるとセットで売られるくらい相性が良い同系統の香りとのことで、確かにどちらもシトラスを基調としたちょっとビターな香り。

僕はベタベタに甘いのは得意ではないし、30歳のおじさんがはちみつの香りを纏うのは自分的にはNGです。

でもほんのりとなら甘い香りは楽しみたい派であること、冬本番ということで暖かみがある香りがほしいこと、とはいえフレッシュさもほしい、みたいなわがままなリクエストを抱えていたんですが、収穫祭とPANSYはそのわがままを叶えてくれるような良き香りだったので、まあ正直値段は結構したけど買っちゃいましたね...


言葉があるから香りがわかる

小見出しに書いた通りなんだけど、香水とかって初見っつーか初嗅(笑)だと何の香りなのか全然わからないですよね。

三が日に店頭でボディスプレーの香りを試している時なんかひどくて、「これは、みかんの香りですか...?」って言ったら「う〜ん、惜しいけど実はリンゴの香りです!」となりました(全然惜しくないのにフォローしてくれたイケメンスタッフさんありがとう!)。

すごいのは「リンゴですよ〜」って言われると、途端に「あ、確かにリンゴやな」って脳が理解して嗅覚の解像度が一気に高まること。

んで、いきなりだけど、言語学の世界には思考と言語はどっちが先行するのかってビッグな問いが昔からあったんだけど、近代的な言語学ではもうアンサーが出ていて、言語があるから思考があるってのがそれです。

香りの世界に置き換えると、香りがあるからそれに対応した言葉が生まれたんじゃなくて、香りを細かく識別する言葉があるからこそ、人間は繊細な香りを楽しむことができるんですな。

LUSHが提供する顧客体験

LUSHでいままで対応してくれた店員さんたち、みんな最初に香りを嗅がせてくれて、それが何の香りなのかの説明はその後にしてくれるんですよ。たぶんマニュアルとして現場の隅々まで落とし込まれている対応なんだと思う。LUSHの中の人じゃないから知らんけど、たぶんそうなんじゃないかな。

テストさせてもらった香りが店員さんの言葉によって一気に理解できる体験ってめちゃめちゃ楽しくて、それって商品の説明書きを先に読んでからテスターを使って選ぶよりも格段に良い顧客体験になっているはず。

「これみかんじゃね?」って思い込みが「あ、リンゴやったわ!!」って一瞬で変換されるの、楽しすぎません?

おわりに

そんなわけで来るべきクソッタレなクソ自粛生活によって発生するストレスをLUSHのド派手な香りで滅殺する準備が整いました。

整うというと自粛になったらまた銭湯すら行くのがはばかられるのが嫌だな。銭湯なんて日常生活の一部なのに。

まあ公衆衛生を担保する施設なので、銭湯は戒厳令でも敷かれない限りは営業停止しないから通えるっちゃ通えるんだけど、後ろ指さされるような空気のなかで通っても楽しくねぇなって。

仕事について言えば、今日は忙しくて、なんか普段よりストレスを感じてしまって嫌だった。

明日は買った香水をワンプッシュしてから出勤しようと思うから、その効果でいつもより緊張せずに仕事をこなしたいと思う。

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