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続・中学生の時いじめられていたことについて

まだ「中学生の時いじめられていたことについて」を
読んでいない人はそちらから読んで欲しい。
その話の続きをする。

いじめの中で一番辛かった出来事。
それは、昼休みの時間いつもの通り、
Aが机を近くのメンバーとくっつけて
昼食を食べる状態になった時だった。

自分もいつも通りそこに向かった。
そうするといつも私がお弁当を
置いているスペースに
Aの筆箱やら教科書やらポーチやらが
並べられていたのだ。

「え?私どこで食べたらいいの?」と聞くと
Aは「どこへでも?」と言ったのだ。

それは明確な悪意のある言い方、表情だった。
この時のことは今思い出すだけでも
悔しくて苛立って、涙が出てきそうになる。

この後どうしたのか、一番気になるところだと
思うのだが、申し訳ないことに覚えていない。

確か、他の教室に行ったりすることもなく
1人で食べる勇気もなかったので
Aの隣にならない場所で食べたと思う。

その前後からお弁当を食べ終わったら
逃げるように毎日図書室にいた。
本を読みまくっていたことで
のちに学内で表彰されることになるのだが、
全く嬉しくなかった。

しばらくして、同じグループの1人が
放課後の部活動中のふとした時に
「大丈夫?」と聞かれ、
泣いてしまった。

その子はいじめてることには
気づいていたらしいんだが、
いかんせん私が耐えてしまっていたので
泣くほど辛いと思ってなかったらしい。

そこからはその1人が
なんとか取り持ってくれて
Aと仲良くなっていった。
(その1人はAと同じ小学校だった)

3人で学校が休みの日にカラオケに行ったりした。
いじめから半年ほどたったころには
Aの家にお泊まりに行くほど
仲良くなっていたのである。

今になって考えたら、
自分はなんで許せたんだ?と思ってしまう。
だが、嫌いな人間がこの世に
1人でも少ない方がストレス少ないしなと思うと
私の中では、腑に落ちた。
相手のためではなく自分のために
許すという行為が必要だったのだ。

ちなみにAとは、中学3年になっても
同じクラスだったので、
卒業までほぼ毎日顔を合わせ
同じグループでご飯を食べていた。

お互い別の高校に進学し、
それでも時たま会っていたんだが
ある時にAから高校の部活動の先輩から
いじめに遭っていると。

部活動、無理に続けることないんじゃない?
先生や他の部活仲間に言ってみたら?
などと言って相談に乗っていた。

なんだが、よくよく考えると
皆さんお察し通りめちゃくちゃ因果応報だ。
(その頃にはいじめから2年以上経ってたので
当時のわたしはよくよく考えて気づいた)

いじめというものにあって思ったのは
相手のことを知ること、
相手に自分を知ってもらうこと、
これで状況は変わること。
やろうと思えば難しい。

そして因果応報っていうのは
本当にあるってこと。
結果的にAはいじめを受けて、
高校を転校した。

書きながら色々思い出し、
自分ももう一度、気を引き締めて
過ごしていこうと思った。

ではまた。

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