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【まんが】BEASTARS第14~16話は、再読でここが味変?「味変なしだが戦闘開始」

この辺りも、再読で印象がガラッと変わるってあまり無いような。(今後もそれが頻発なら、スポーンと飛ばさねば。要検討だな。)以下、おさらいするので、原典未読でネタバレ撃退派の方は、ご自身の判断で距離をとってくださいませ。

第14話:「公演2日めの上演前、楽屋のビル&ルイで始まる」回。

舞台袖でスタンバっていたレゴシ、ビルが来ると挙動不審に。そして、逆上スイッチがON。

ただ、前回のスイッチON(6話)は自分で制御できずにバチンと入ったのに対し、今回は自らゆっくりゲージを上げていった感じ。

「覚悟ができた。俺はお前を許さない」から、本体表紙おまけ四コマに続く!(←ドーム先輩に落ち度はないよ!)
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第15話:「公演2日め開演」の回。

上演開始時には戸惑いのザワつきが広がっていた観客席が一転、オオカミ役者の放つ邪気に息をのむ。本番ステージ上、小声で、図星の一番痛い所を突かれるレゴシ。背中いっぱいに爪痕を背負う。

ふだん「自分さえコラえれば、物事は丸く収まるのだ」と考えがちなレゴシが、初めてそれに逆らい能動的に動く回。
小道具の剣を投げ捨て、素手で向かったのは同時に、いわばこれまで世間と自分を隔てる壁を自ら作り上げ、その内側に己が身を隠してコソコソ生きてきたのに、初めてその壁に拳を向けた瞬間でもある。

この蟻の一穴。小さな穴からの雫がいずれ決壊を引き起こし、波乱へとつながる。レゴシが開けた穴。
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第16話:「公演2日めの舞台上が、わやくちゃ」の回。

大型肉食獣同士の本気の乱闘を誰も止められない中、割って入ったのはルイ先輩。機転で舞台も演じきる。

倒れるレゴシに降ってきた舞台上のセリフ「哀れなオオカミよ。自分の宿命に従え」も、暗示的。

閉幕後、部員たちに理由を問われてもレゴシが口をつぐむのは、「自分が悪者になっておけばいい」という思いグセがここでも健在に再発動している感があるなぁ。

先輩たちにこってりしぼられた後、まだ怒鳴り合いながら廊下を歩く2匹。ビルとちょっと仲良しになれた感じで、3巻につづく。


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#まんがBEASTARS #BEASTARSドはまり中 #どうぶつ #レゴシがしんぱい #ルイ先輩もしんぱい #ハルちゃんしあわせになって #マンガ感想文

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