書きことばに変換するとは? 文章の読みやすさを考える
最近知人の動画の文字起こしを担当しました。今までクラウドワークスでやったことはありますが、ちゃんとしたフィードバックを頂いたのは今回が初です。
ここ数日取り組んでいて感じた、書きことばの特徴と読みやすさについて今回お伝えします。
そもそも文字起こしって何?
そもそも文字起こしとは。
動画やインタビュー音声を文字に変換すること
これだけ読むと簡単そうですよね。機械にもできそうなイメージ。もしくは、単純に話しことばの「あー」「えーっと」などを取り除けばいい。
私も当初はそう思っていました。しかしそう簡単ではありません。では、文字起こしで一体何が求められているのでしょうか。
文字起こしで大切なこと
文字起こしで大事なこと。それは音ではなく文章で伝わるように書くということです。
映像であれば写真や表をふんだんに使って表現できます。音であれば、話している人の雰囲気で伝わるものがあります。おばあちゃんの「ありがとう」と、反抗期の学生の「ありがとう」。この二つでは、誰が話しているかによって全然違って聞こえると思います。
しかし文字では話し手の性格や雰囲気は伝わりません。むしろ、そういった「ニュアンス」をいかに文字で表現できるかが鍵です。
そして文字起こしをする場合は、依頼者がさも書いたように書かなければなりません。
・映像や音で伝わるニュアンスを言葉にすること
・発信者になりきって文章を書くこと
この二つが、文字起こしで大事なことだと私は思いました。
読みやすい書きことば、読みやすい文章って?
文字起こしとは書きことばに変換することです。では文字で読む場合、映像や音で聞くのと何が違うのでしょうか。
それは、目で読むものであることです。
映像だと、音声と同時に資料が見れます。耳だけで聞くのはしんどいですよね。同じように言葉も、文字だけをずーっと読むのはしんどいです。だからこそ、画像や見出し、太字等の工夫があります。
ですが
・文字起こし = 話ことば → 書きことば
と、文章そのものを書き変えた方がもっと読みやすいです。
つまり、全てを言葉で伝える必要はありません。大事なこと以外はそぎ落としましょう。文章は目で読むため、情報をそぎ落とすことが文字起こしで最も大切だと思いました。
まとめ
文字起こしは、話ことば → 書きことばに変換します。
・映像や音で伝わるニュアンスを言葉にすること
・発信者になりきって文章を書くこと
も大事です。しかし書きことばの特徴は「目で読む」こと。ですから
・大事なこと以外はそぎ落とす
これが文字起こしで最も求められることであり、読みやすい文章につながると思いました。
ぜひ興味のある方は文字起こしに挑戦してみてはいかがでしょうか? 最後までお読みいただきありがとうございました。