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ワークショップ『チームが深まる"対話"』に参加した感想をさらりと。

はじめまして、こんにちは。
話を丁寧に聴くWebクリエイターのあかりです。

今回のnoteは、タイトルにもあるように
ワークショップ『チームが深まる対話』に参加した感想
についての記事です。
『チームが深まる対話』がどのような内容のワークショップであるかは、
主催者の1人である加納一樹さんのnoteの記事を読んでください。



参加した理由

まず、私がこのワークショップに参加した理由について話します。
私は日頃から、関係性を深めるために必要な”対話”だとと考えています。
ですが、その”対話”が果たして本当の”対話”であるかが、
最近わからなくなってきていたのです。

私は介護の現場で働く介護職です。
介護はチームで取り組むことがほとんどであるので、
会議はもちろんのこと、業務連絡や利用者の状態についてなど、
関係者同士で情報を共有することは日常茶飯事です。

しかし、その話をする相手との関係性によっては、
情報の共有の内容や共有そのもののスムーズさが異なるのが現状です。
人間関係上では仕方がないこととはいえ、命が左右される場で異なることが起きるのは問題なのではないでしょうか。

問題なのだろうとは思うものの、実際の解決策が浮かばずにいました。
何をどこから手に付けたら良いのかも、正直言ってわかりません。

では、思い切ってワークショップに参加してみよう、そうすれば解決策が見つかるかもしれない、と考えたのが、参加した理由です。



お昼ご飯で食べた「チーズナンカレーセット(1,000円)」

参加した感想

 “対話”に関心のある人たちとの対話の場では、最初から心理的安全性(※1)のある場作りが既にあるためか、日常とは異なる対話を味わえたことです。
ただし、これを現場ですることの難しさ(“対話”についての理解度およびその場を作ろうという意識の有無)を感じました。
そして何より、チームが深まる対話をするために最も必要なことだと私が思うことは、
『思いやり』です。

※1
「心理的安全性」とは、組織・チームのメンバーが自分の意見や疑問を伝えることに不安や恐怖を抱かない心理状態のこと。

心理的安全性を損ねる4つの因子とは?心理的安全性の高める方法も解説

 ワークショップ内で、参加者の半分ずつ(8人)で1つのグループとなり、話し合う時間がありました。
ただの話し合いではありません。
1人ずつに“役割カード”が配られ、その役割を演じてする話し合いなのです。
どの人がどんな役を演じているカードを持っているかは、
話し合い後に見せ合うので、お互いの役割を知らずに対話を進めていきました。

 このワークショップで初めて出会った参加者が多くを占めるため、日ごろのそれぞれの様子がわからないこともあり、
役を演じているのかどうなのか、私にはわかりません。
ちなみに、私の持っていたカードは、
「いつも通りのあなたでいてください」のカードでした。
なんと簡単なことでしょう。
役を演じずにいつも通りにいればいいのです。

 話し合いを終え、フィードバックの時間になり、それぞれが持っているカードを見せ合いました。
すると、半数以上が私と同じ「いつも通りのあなたでいてください」のカードを持っていたのです。

 では、役を演じる指示のあるカードを持っていた人は、どんなことを考えていたのか。
「誰かに話しかけられるまで話さないこと」という指示のあるカードを持った人が,、感想を共有してくれました。
「自分はこの場にいなくてもいいのではないか」と。

 その言葉を聞いた私は、ハッとしました。
話し合いをする場ではあるが、その場にいる全員が本当の意味で話し合いに参加しているわけではないのだという事実を思い知りました。

 考えてもみれば、今の現場では当たり前のことです。
全体会議として全員が参加したとしても、暗黙の了解で発言する権利がないとみなされている人も参加しているはずです。
かといって、その会議を取りまとめる側の人が、その人自身の考えその場で発言しているとは限りません。
もしかしたら、会議に参加している全員が、何かしらの役を演じてその場にいる可能性もあることを、私は改めて考えました。

そのような場は、「心理的安全性」がある場とは程遠いのです。
しかし、これが現場で、私たちの日常です。

 では、「心理的安全性」のある“対話”をすることに必要なこととは何か。私が出した結論は『思いやり』でした。

 話し合いの場において、全員がそのことだけに集中しているとは限りません。
この場をどうやってまとめようかと悩んでいる人がいるかもしれません。
仕事の帰りに向かう子どもの迎えを気にかけている人もいます。
自分の発言がこの場には必要ないと諦めきっている人も、きっといます。

 だからこそ、それぞれの事情や考えがあることを『思いやり』、話し合いの場を作っていくことが大切であると考えました。
『思いやり』の意味は、『相手の立場で考える』です。
私の考える“対話”は、『相手の立場で考えること』から始まると考えているので、ちょうど良い言葉が当てはまりました。

 このことにいても共有の時間が設けられました。
他の参加者が考えた大切なことは、私とは全く異なる言葉を思いついた人も、もちろんいます。
しかし、それはそれで多様性が生まれるキッカケとなるので、良い傾向だと個人的には考えました。

 今回の『チームが深まる対話』もワークショップでは、
「心理的安全性のある“対話”」に重きを置くものとなったのではないかと感じました。
これを現場でどのように活かしていくかが課題となり、参加者それぞれが違う立場であるからこそ、活かし方が違うのだろうと考えます。
皆さん、持ち帰ってどのように活かしましたか?
そのことを共有する場があれば、共有してより良い“対話”を実現させたいものです。

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