「この物語は、これだからこそ幸せになれるんだ」そう思わせてくれた映画『余命10年』を見て
はじめまして。
話を丁寧に聴くWebクリエイターのあかりです。
今回は、坂口健太郎さんと小松菜奈さんがW主演した映画『余命10年』を紹介するnoteとなっております。
「この映画のハッピーエンドはこれでいいんだ。
これだからこそ、皆が幸せになれるんだ。」
そういう感想が、思わず口から出てくる終わり方をした映画です。
もしよければ読んでください。
あらすじ
数万人に一人という不治の病で余命が10年であることを知った二十歳の茉莉。彼女は生きることに執着しないよう、恋だけはしないと心に決めて生きていた。
そんなとき、同窓会で再会したのは、かつて同級生だった和人。別々の人生を歩んでいた二人は、この出会いをきっかけに急接近することに——。
もう会ってはいけないと思いながら、自らが病に侵されていることを隠して、どこにでもいる男女のように和人と楽しい時を重ねてしまう茉莉。
——「これ以上カズくんといたら、死ぬのが怖くなる」。 思い出の数が増えるたびに失われていく残された時間。二人が最後に選んだ道とは……?
(映画『余命10年』オフィシャルサイトより)
原作について
作者:小坂流加
題名:「余命10年」
発売日:2017年5月15日
あらすじ
死ぬ前って、もっとワガママできると思ってた。
二十歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、余命が10年であることを知る。
笑顔でいなければ周りが追いつめられる。
何かをはじめても志半ばで諦めなくてはならない。
未来に対する諦めから死への恐怖は薄れ、淡々とした日々を過ごしていく。
そして、何となくはじめた趣味に情熱を注ぎ、恋はしないと心に決める茉莉だったが……。
衝撃の結末、涙よりせつないラブストーリー。
「死ぬ準備はできた。だからあとは精一杯生きてみるよ」
主な登場人物
高林茉莉(小松菜奈)
数万人に一人という不治の病で余命10年とうことを知る。
真部和人(坂口健太郎)
茉莉と恋に落ち、茉莉を変えていくきっかけを作る青年。
富田タケル(山田裕貴)
茉莉と和人の中学の同級生。
藤崎沙苗(奈緒)
茉莉の大学の同級生で茉莉の親友。
また、リリー・フランキーさん、松重豊さん、黒木華さん、腹日出子さんなど、有名な俳優さんたちが出演されています。
私の感想
簡単に言ってしまえばラブストーリーとなっています。
ただ、その「ラブストーリー」という一言で片付けてしまうのは、
とてももったいない作品であることは確かです。
小松菜奈さん演じる主人公高林茉莉は、
難病にかかり「余命10年」と宣告されてしまいます。
その時に開催された同窓会で再会したのが、
坂口健太郎さん演じる真部和人でした。
再会は劇的なものではありませんでしたが、
彼らは徐々に惹かれ合っていきます。
しかし、自分の命に限りがあることを知っている茉莉は、
和人の好意に応えられずにいました。
その後の二人の進展は、映画の本編を見て頂いた方が、感じとれることが多いかと思います。
私がこの場で話しておきたい感想は、エンディングにかけての話です。
自分の命が長くないことをわかった茉莉は、もう会わないと和人の前から姿を消します。
自分の不甲斐なさを責める和人でしたが、
それでも、茉莉と過ごした時間の中で変化した自分を信じ、前を向いて生きていきます。
そんな中茉莉がしたためた小説を読んだ和人は、茉莉が危篤状態となったことを知り、和人が病院へ向かうシーンの切なさ苦しさは、
彼らが過ごした時間を映画を通して見守らせてもらった観客だからこそわかるものとなっていました。
またラストシーンの、茉莉がこの世から去った後に和人が歩いていた桜並木のシーンは、
茉莉がいない世界をこれからも生きていく和人の未来が明るいものだということを暗示しているかのように、
とても清々しいものとなっていたのがとても良かったと思いました。
この映画に花を添えているのは、RADWIMPSの楽曲です。
作中のターニングポイントごとに、とても印象的な曲が流れ、
物語の中へとさらに引き込まれていきました。
最後に
私がこの映画を人にオススメするかどうかについてですが、
断然オススメします!
一言「泣けます」
小説だけを読んだ人にも、ぜひオススメしたいです。
あの映像美は映画だからこそ味わえるものなので、
ぜひとも見て頂きたいです。
私は、まだ小説のほうを読んでいないので、
このnoteをまとめたことをきっかけに、読んでみようかなと思いました。
以上、私が見た映画『余命10年』についての紹介と感想でした。
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