「外国人人材」のニュースを見て思う、知日親日の人へのビザ


ニュースを見ていると日本はだんだん人材不足で海外から労働力を入れないといけない、というような話があるけれどちょっと違和感を感じている。お医者さんみたいなスペシャルな職業の人か、それとも工場とか農家とかの労働力の人をどうやって日本に呼ぶのかという話はよく聞くけれども、先進国の普通の職業に就いていて、日本で働きたいと思っている人の話はあまり聞かない
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その一方でツアーをしていたりオンラインで日本語を教えていたりすると、「日本で働きたい、数年住んでみたい」という声をよく聞く。

ベルギーで花屋さんに勤めている男性は京都が好きで何度も来ている。京都で働きたいけど今のところ就労ビザをもらう方法、がないからお金を貯めては観光ビザで来ている。

素敵な着物をはおって私のツアーに現れたオーストラリアの女性は、昔日本に留学していたことがあって、日本が好きで住みたいけれどもオーストラリアの航空会社にフルタイムで勤めていて、それをやめるのは難しいし、ワーキングホリデーができる年齢はすぎているから観光ビザで何度も来ている。

日本で10年以上住み、大学で英語を教えているアメリカの女性は、日本で永住権を申請しているけれどもなかなかもらえなくて困っている。

3人とも私が直接会った素敵な人たち。日本が好きで、数年〜ずっと住みたいと思っている。お医者さんみたいな特別な資格があるわけではないけれども、それぞれの国で仕事を持って真面目に働いている。こういう人たちに日本で住んでもらうビザがあったらいいのになぁ。もったいないなぁ。

今あるビザで一番近いのはワーキングホリデービザだと思うけど、これを年齢制限をもっと広げて、協定を結ぶ国も増やしたらいいのになぁ。

賃金を求めて日本に出稼ぎに来るというモチベーションの人よりも、日本を知りたい、日本が好きというモチベーションで来る人に住んでもらう方が文化摩擦とかも少ない気がする。出稼ぎ的なモチベーションの仕事はだんだんロボットにかわっていくだろうし。京都とかなら特に接客業でも、オフィスワークでも英語は避けて通れないから、日本語は完璧でなくてもいくらでもまわりがフォローするし、英語ができる人がいるほうが助かるはず。

私がお金とパワーがたくさんあったら、会社をつくって、さきほどの3人のような人たちをを雇って就労ビザをあげて、就業内容はそれぞれの人が自分の得意な分野で働いてもらいその一部を会社に還元してもらう仕組みの会社をつくるんだけどなぁ(ってそんなことが可能かどうかわからないけど)。

日本とおなじような教育を受けて日本で働くことや住むことに興味のある知日、親日の人たちにわたすビザ、できたらいいのにな。

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