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【女性ASD】相手のコトバにとらわれ過ぎてて本心に気づかなかった【男女のすれ違いを考える】

パートナー氏と数日ぶりに会ったときのこと。
わたしはその間、たのしい旅行に行ってて。
彼は初めて副業からの大きなイベントに出展していた。

彼はふだん、わたしといるときは子どもっぽい表情を見せることも多いけど、「外側」ではめっちゃぶあつい鎧を着ている。日本では多くの男性がそうだけど、彼は虐待サバイバーなこともあって、とりわけ外側からの目線に恐ろしく敏感だ。

ASDなワタシの世界観では「人も自然もすべての物質が、1枚の絵のように展開されている世界」なのに、彼は「多くの目線でじぶんが注視されている世界」の住人なのだ。

数日ぶりに会ったそのとき、わたしは旅行の残り香でまだうきうきいっぱい。彼はイベントの疲労からか、カラダまるごと固まってて。

わたしは「こんなにたのしかった!」ことを一気に話し、そのあと彼はそのイベントの話をするかなと思ったけど他の話をした。

「自分から話しださないことをわざわざ聞かなくていいかな」ってわたしは思って素どおりしてたんだけどしてたんだけど(ASDあるあるw)、わたしが聞かないからか、彼はぽつりぽつりとイベントの話をし出した。

最初のひとことが「立ちっぱなしだったから、肩も背中ももうパンパンで、また下血も始まっちゃったんだ」から始まった。

それでわたし、なんでそこまでしてカラダ壊してまでそんな大変なことをやらなければならないんだ!って思って。

「えーそうなんだ!! それは日ごろの運動不足もあるよね。ジムで走れとは言わないけど、もうちょっと歩いたほうがいいよ。そうすれば、1日くらい立ちっぱなしでもそこまでタイヘンにならないよ」

って、コトバどおりに受け取って、ついついアドバイス(後から考えたらいらんクソバイスだったんだけどw)

彼は時間とお金をかけてここまでこまかくやっていたということを延々と話しだした。

苦労話を聞かされても、それで彼がたのしそうにしていたらいいけど、カラダは疲労であちこちガタが来てるし、全体的にこわばってるのも感じて。わたし、「なんのためにそれをやってるのか?」が理解できなくて。

彼は彼で、あれこれ話してもわたしがつれない返答しかしないこともあって、怒り出すまではいかなかったけど、その場は微妙な空気になった。

で。一晩あけて。
やっとわかった!!

彼はただ、「よくがんばったね」ってねぎらってほしかったのだ。

なんでこんなカンタンなこと気づけなかったんだろう・・・
ほんと、言葉にとらわれすぎちゃう。

というか、たのしそうにしてないし。
「察する」のがニガテなASDなわたしには、なかなかにハードルが高かったのだ。

とは言え、いつもだと、すぐに気づけなかったじぶんを責めてしまうけど。

時間かかったけど、いちおう、ちゃんと気づけたわたしエライ!
ってことにしてw

背中をさすりながら、彼につたえた。

「めっちゃがんばってたんだね。ほんとにご苦労様だったね」

そのひとことで、ふわぁっと溶けた彼。
昨日までの、あのガチガチな緊張感はなんだったのか!

もぉぉほんとに、わたし、最初からこう言えたらよかったのにねぇぇぇ

まあでも、こうやって、後からでも取り戻せるのだ。
気づいてからで遅くない。

そんなことを実感したできごとでした♡

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