我が家に来た可愛いベビーの話②
お腹の子に先天性横隔膜ヘルニアの疑いがあること、場合によっては人工妊娠中絶の決断をしなければならないこと。
私がそれを伝えられたのは20週と5日のことだった。
つまり約1週間以内には命の選択をしなければならなくなった。
診察室から出て紹介状を書いてもらう間、待合室で涙が出た。
お腹の大きな他の妊婦さん達を見ているのがつらかった。
どうして私は普通に子どもを産めないのだろう。
長男を身ごもった時には考えもしなかったことだ。
あの頃、同じ待合室の中に今の私のようにお腹の子に異常