夢だった犬との暮らし〜初めての帰省〜
アルと一緒の初めての帰省は、車ではなく、アルもまだ小さかったので電車で帰ったのですが、とっっっても大変でした。
アパートから駅まで通常徒歩約30分のところを、背中には自分とアルの2泊分の荷物を、右手には子犬を散歩させ、左手にはクレートを持ち・・・という状態で駅に着くまでにだいぶヘトヘト。
後々思ったことですが、なぜクレートじゃなくて、リュックやキャスター付きのキャリーを用意しておかなかったんだと、当時の自分はなんにも知らなかったんだなーと(苦笑)
幸いだったのはアルが抱っこをせがんだり、歩きたくないと言わずにクン活しながら小さい体で頑張って歩いてくれたこと。
それから初めての電車も鳴いたり吠えたりせずにいい子で乗っていてくれたこと。
電車を乗り換えて、実家の最寄り駅で手回り品切符を駅員さんに見せると
「?」と駅員さん。
あれ、改札出るときは見せなくていいのかな?と思いつつ、「犬がいるので手回り品切符買いました。このまま通れますか?」的な感じで聞いたと思う。
どうやらメトロでは手回り品切符ってないのか、説明しても「へーそういうのがあるんですね」くらいの反応でびっくり。
(きっと今は電車にワンちゃん乗せて出かける人も多いと思うので通じるとおもいます!)
そんなこんなで、やっと地元に到着!
ここからさらに歩いて変えるなんて無理!と親に連絡して駅まで自転車でお迎えに来てもらい、荷物を乗せてもらいました。
家に着くと、アルのスペースを作っておいてくれたんですが、狭い!!!!
1帖半くらいのスペースしかない!
ケージだと思えば広いけど、中に入って遊ぶのはなかなか狭い。
お恥ずかしながら、当時の実家は物で溢れていてそもそもスペースが少なくてトイレや誤飲の心配などからアルのスペースを作ってくれたんですけど・・・。
家族4人みんな犬が好きですが、犬を飼うのははじめて。
母と妹はどう接していいのかわからずあたふた。父は「犬を家の中で飼うなんてな・・・毛がつくからアルと触れ会ったあとは着替えて」なーんておっしゃっていました。
まあ誰もそんな着替えたりなんてことはしてなかったんですけど、「犬好きなのに酷い!!」と思いましたね。
そんな父も今ではアルにメロメロで、毛はコロコロしたらいいという考えになりました(笑)
翌日、健康診断か何かで動物病院へ。
ただ予定よりも30分ほど早くついてしまいそうだったので、病院近くの公園で時間をつぶすことにしました。
公園では子どもたちも遊んでいて、「かわいい〜」とアルに近づいてきて撫でてくれました。
「ありがとう〜」と言いつつ内心とっても嬉しい♪
今までは撫でさせてもらう子どもの立場だった私が、夢だった飼い主ポジションに!
しかし、しばらくするとおばあさんがやってきて「かわいいワンちゃんね!でもここは犬猫禁止なのよ。」と。
優しく教えていただいたのですが、「しまった!」と確認していなかった自分とさっきまでルンルンだった分、余計に恥ずかしく情けなくなってしまいました。
それからは地元近くの小さな公園を見るたびに、犬禁止の看板が目に入るようになり同じ失敗はしませんでしたが、「あ、ここも犬ダメなんだ・・・」と都会の厳しさを感じました。