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雪村あかり
2016年6月18日 21:30
一定に流れる水をぶち壊したくなった。目に入った川の近くまで降りて、どこにでもある石を拾い投げた。投げた石は水しぶきを上げて、私に歓喜と達成感を与えてくれた。投げ始め何分経っただろうか、私は無意識に石を投げ続けていた。それは投げなければいけないような…そんな義務感があった。投げるたびに後ろから誰かが迫ってくる。分かっていた。いつもこうなることは……でも、そんなことはどうでもよかった。迫った奴の手が肩