紫電改 第四稿

モラトリアムが火花、閃光であることを誰も教えてくれなかった

大水と、強風を抜けた先に待つものはなにか
デブリと一筋に揺蕩う過去
empty(husk)をそれが押し固めている

いくつかの両義性
陰惨と赤は混ざることなく
肺を起点として循環していく 

幻影肢が進む

舌が回る
虚構とアフォリズム
ぺたぺたとリンパ腺に貼られていく

げんえいしが進む

成りたくない者、失いたくない費途
さいわいを、尊大に

げんえいしがすすんだ先で

果たして、果たして
似合っているか、胸懐のエビネは

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