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*メタファー

2010年に大阪から祖父母の住む淡路島に移住した。
子供のころから田舎が好きだった私は、いつか田舎暮らしをしたいと目論んでいた。

そして念願の田舎暮らしが始まったものの、都会の生活とはかけ離れた自然との接し方、仕組みなどが全く分からない・・。
じいちゃんの畑で自然農を初めてみるものの、失敗ばかり(-_-;)

これはまず、自然界の仕組みから知らなければいけないと思い、日記帳に毎日畑や周囲で起こることを記録し始めた。

いつ、何の芽が出た。何の花が咲いた。何の渡り鳥が来た・・。と、
周りを見渡しては、自然の変化を記録したのだ。

5年ほど記録しただろうか。飽きもせず(;・∀・)よくやったものだ・・
日記帳を見直してみると、だいたい同じ日、同じ時期に、同じことが起こっているのがよく分かった。
ふーん、なるほどね。
これは、メタファーだ(ー_ー)!!

「メタファー」とは簡単に言えば、例える、とか比喩という意味があり、比喩には「明確な例え」と「明確でない例え」とがある。

メタファーとは「明確でない例え」(暗喩)のことで、物事を表すのに、その名所を使わず、それに類似した物事で表現すること、らしい。
例えば悲しい事を表現する暗喩として、雨がしとしと降っている場面で表現されていたり、とか・・。


自然界で起こる現象にはパターンがあって、その現象を読み取れば、自身の生活や生き方に応用できるメッセージだ!

畑や田んぼで起こること、
動植物の動き、
水や空気の流れ、
山や海の姿など
自然界は無言で、私たち人間に自然の摂理を教えてくれていて、
なのに私たち人間はそれを読み取れなくなっている(゚д゚)!

そのために、自然界の掟のようなモノを簡単に無視し、自我に振り回されるのだ・・。
なんと勿体なく、悲しいではないか・・!

密教の中の大日如来は、「法身説法」と言って、森羅万象あらゆるものが説法であり、凡夫は自身の仏性でこの仏の教えを聴かねばならない。
けれど、人間には煩悩があって、その説法が聴こえなくなっている、とある。


さて、私はこの自然界のメタファーを読み解くことができるのか( ゚Д゚)?

なぞなぞを解くような感覚で畑や田んぼを見渡し、自然界のメタファーを探し始めるのだ。


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