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面白いとは笑うことなのか?納得することなのか?

ワードの出し方によって、笑いが生まれたり生まれなかったりします。
もし笑いが生まれなかったら、お笑いとしては失敗なのかもしれない。
しかし、面白いということに関しては失敗じゃないかもしれない。

「暑は夏いねー」というボケがあります。
「逆!」と言います。

面白いって笑うことだけじゃなく、納得しちゃうみたいな面白いもあります。
笑わせるということだけ考えれば「厚は夏いねー」でいいと思います。

最近、気温が上がってきて皆さん暑い、暑い言いすぎです。
暑いって言われれば言われるほど、こっちはそんなに暑くないと思っていても暑くなる。
なので夏は暑いのは当たり前なんだからもう言わないで欲しい。
でもどうしても言いたい人。
挨拶は天気のことを言わなきゃ死んじゃう人。
そういう人は「厚は夏いねー」と言って欲しい。
そしたら言いたい人はスッキリするし、こっちはこいつ何言ってんだ?って思うだけだから。
両方解決。

という面白さもあります。
ただこれを言ったところで笑いにはならないと思います。
しかし僕はこっちの方が好きです。

なぜ「厚は夏いねー」と言うのか理由が欲しいのです。
しかし、理由を言っちゃうとワードの笑いは減ります。
が、何となく面白いと思うのは理由を言う方です。

理由がない方は、いきなり非日常的なワードを言うので、ギャップで笑いが生まれます。
理由がある方は、非日常的なワードを言うために、徐々に説得させていきます。非日常的なワードを違和感なく言うために説明しているのです。
それは笑いなんて起きるわけがありません。
しかし、説得させられるほど面白いと感じるわけで。

なので、どっちが好きかということです。
笑うことなのか?納得することなのか?

ただ、一番面白いのは納得して笑うもすることです。

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