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Vtuberの外側と中身の曖昧な感覚

今週のラジオトークのテーマはサブカルチャーということで、僕の最近の注目はVtuberです。そんなVtuberの凄さを話しています。

https://radiotalk.jp/talk/912340

さて、僕はVtuberをまあまあ見ているので、もう違和感はありませんが、初めて見た時は変な感覚でした。

Vtuberというのは、簡単にわかりやすくいうと、ふなっしーみたいなものです。
中身の人がいてふなっしーを着ているという状態です。
おそらくふなっしーの中身の人は、自分とふなっしーの区別はあると思います。

ただ、Vtuberを見ていると外側と中身の自分が曖昧になっています。

例えば、Vtuberが水着になるということが、恥ずかしいという感覚になるということです。
中身の人が水着になるというわけではありません。
外側の人が水着になることが、もう自分が水着になるという感覚なのです。
外側と中身が曖昧な状態になっているのです。
ジョジョの奇妙な冒険の空条承太郎の帽子のように。
帽子なのか髪の毛なのか曖昧なのです。

しかし、この感覚がそのうち皆さんにも芽生えるかもしれません。
メタバースです。

仮想空間で暮らしたり、仕事したり、そっちの世界の方が現実世界より長くなると起こりえる感覚です。

仮想空間では自分のアバターが行動するとなると思います。
そうなるともうVtuberと一緒です。
もし、仮想空間で裸で歩き回ることは、最初はわかりませんが、段々ヤバイ奴となってくるでしょう。
その前に裸で歩き回ることが、恥ずかしい感覚になると思います。

なんとなくわかったと思います。
なのでもう一人、自分が増えるということです。
僕は面倒くさいなと思います。

例えば、現実世界で冬服を買います。
仮想世界でTシャツで動いていたら、「あの人、冬なのに半袖でブラブラしてる」と思われます。
アバターなんて何だっていいじゃないかと思うのですが、これが恥ずかしいと思う感覚になるのです。
なので、冬服を買わなくてはいけません。
もちろんお金がかかると思います。
そうなると2倍のお金がかかることになります。

自分一人でも大変な時代なのに、自分二人の時代になりそうです。


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