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格言とことわざの違い

格言とことわざの違いとは何でしょうか?

格言とは、人生の智恵や道徳を教えるために作られた言葉です。
格言は、一般的な真理や教訓を表現するものであり、作者や発言者が明確ではないことが多いです。

ことわざとは、昔から伝わる簡潔で覚えやすい言葉です。
ことわざは、日常生活や自然現象から得られた知恵や経験を表現するものであり、比喩や対比などの修辞法を用いることが多いです。

  • 格言

    • 「人間万事塞翁が馬」

    • 「一寸先は闇」

    • 「時は金なり」

  • ことわざ

    • 「虎穴に入らずんば虎子を得ず」

    • 「井の中の蛙大海を知らず」

    • 「石の上にも3年」

格言は、人生の不思議や変化、学問や道徳などを表現しています。ことわざは、動物や植物、自然現象などを用いて、人間の行動や性格、運命などを表現しています。格言は教えるための言葉で、ことわざは例えるための言葉と言えるかもしれません。

どうですか?わかりますか?
僕はさっぱりわかりません。

例えば、同じ意味で、格言だとこう。ことわざだとこう。と表してみましょう。

窓を開けると涼しいけど、虫が入ってくる。

これを格言だとどう言うのか?
これをことわざだとどう言うのか?

格言
「窓を開ける者は涼しさと虫とを受け入れるべし」
「窓を開けて涼む者は虫に悩まされることを覚悟せよ」

ことわざ
「窓を開けて涼むは虫のおそれあり」
「窓を開けると涼しくても、虫はつきもの」

格言の方が教えという感じがします。言い方が強いです。
ことわざは注意みたいな感じがします。共感な感じです。

では、オリジナルを考えてこれは格言ORことわざをやってみようと思います。

「お湯は何もしなくても水になるが、水は何もしなくてもお湯にはならない」
意味は、動かないと何も起きないよ、下がり続けるよっていう感じです。現状維持はないみたいな。

さて、格言ORことわざ!

「お湯は何もしなくても水になるが、水は何もしなくてもお湯にはならない」は格言です。

格言は、人生の不思議や変化、学問や道徳などを表現しています。
ことわざは、動物や植物、自然現象などを用いて、人間の行動や性格、運命などを表現しています。
こういう定義だとしたら…。

●人生の不思議や変化、学問や道徳などを表現しているか?→表現している
●動物や植物、自然現象などを用いて、人間の行動や性格、運命などを表現しているか?→自然現象(お湯や水)を用いて表現している
●教えるための言葉か?例えるための言葉か?→教えるための言葉

よって格言となります。

「バナナは最初から黄色ではない」
意味は、みんな完成系しか見ていない。過程が大事だということを忘れないで。みたいな意味です。

さて、格言ORことわざ!

「バナナは最初から黄色ではない」はことわざです。

●人生の不思議や変化、学問や道徳などを表現しているか?→あまり表現していない
●動物や植物、自然現象などを用いて、人間の行動や性格、運命などを表現しているか?→植物(バナナ)を用いて表現している
●教えるための言葉か?例えるための言葉か?→例えるための言葉

よってことわざとなります。

みなさん、違いがわかりましたか?
僕はさっぱりわかりません。

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