歌詞というものに全く共感できなかった昔
音楽は長いこと聴いていますが、昔は歌詞を全く聴いていませんでした。
初めて買ったレコード、カセット、CDの話はラジオトークで。
ここでは歌詞というものの話です。
僕の本を読む目的は文章を読むことですが、音楽を聴く目的は歌詞を読むことではありません。
歌詞は何でもいいと思っていました。
なので昔は、歌詞もメロディーの節といいますか、音程を発する言葉といいますか、楽器と同じく「音」という感覚です。
言葉に意味はない感じで、全くの無感情でした。
今は、言葉の意味を理解したいと思うようになっていますが、まあそれも最近のことですが、本当にただの文字でした。
「あの曲の歌詞いいよねー」はウソだと思っていました。
歌詞で曲がいいとはならないと思っていました。
この感覚が伝わるかわかりませんが。
例えば『ドナドナ』
♪ある晴れた 昼さがり いちばへ 続く道
荷馬車が ゴトゴト 子牛を 乗せてゆく
昔は、子牛がゆっくり道を強制的に進んでいく姿は全く思い浮かんでいません。
悲しい曲だなと思っていましたが、それは曲調であって歌詞で思ったわけではありません。
曲調しか入ってきてないということです。
なので昔の歌を今聴くと、そんな歌詞だったんだと思うことがあります。
凄い好きな歌が、例えばうじうじした恋愛の歌だったんだと思うと、少し嫌いになったりします。
最初からうじうじした恋愛の歌とわかっていたら、それはそれで好きだったかもしれません。
曲調で聴いているので、そんな歌だとは思わなかったのです。
日本語で歌っているのだから何となくわかる気がしそうなんですが。
言葉の意味が入ってきませんでした。
何ででしょうか?
●詩みたいな言い回しや文体が理解できなかった。
●曲調と言葉の意味と、2つ同時に感じることができなかった。
●音楽は音だと思っている。
●そんなに伝えたいことがあるなら、音楽に乗せずに普通に言えと思っている。
●僕は洋楽のヘビーメタルをよく聴いていて、昔、英語で書かれたヘビーメタルの歌詞の日本語訳を見てみた。
するとだいたい「炎で焼き尽くせ」だった。
それ以来、歌詞を重要視していない。
こんなところでしょうか。
今は歌詞にも興味を持って聴いています。
そんな僕の作詞作曲「どっちもいい」
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