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2019年9月の記事一覧

THE 戦闘員 第8話

THE 戦闘員 第8話

【仮面バスターの家 イビキ 息子への伝言】

もう夜中、世間は寝静まっている。街家の電気は消えており、街灯だけが数個光っている。小野剛は、サタン首領から電話で聞いた住所に向かっている。

「ここか」

たどり着いたそこは、ごく一般的な3階建てのアパート。

「意外と稼いでないんだなー。えーと102だな」

小野剛は102号室の玄関前まで行った。表札があった。「鬼瓦」と書いてある。

「鬼瓦って!仮

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THE 戦闘員 第7話

THE 戦闘員 第7話

【元妻 女戦闘員登場 サタン首領へ電話】

「お久しぶりね。あなた変わってないわね」

小野剛の元妻、女戦闘員の奈緒子だ。やはり家だというのに、タイツを履いている。そして覆面をしている。

剛「お前も変わってないな。ところで悪いな、正利がお邪魔しちゃって」

奈緒子「別にいいわよ。私の息子でもあるんだから」

「小野さん」

奥から声が聞こえてきた。何か聞き覚えがある声だった。

「こんばんわ」

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THE 戦闘員 第6話

THE 戦闘員 第6話

【ケンカ 息子にバレる ダイナミックな走りで追いつけない 再会】

「はい。…ええ、そうですけど。…え?正利が?…はい、今から向かいます」

小野剛は電話を切り、家を飛び出した。

小野剛は走った。正利が通っている小学校へ走った。パラパラと雨が降っていたが、傘もささずに走った。メロスのように走った。読んだことないけど、読んだことあります風に走った。もう一層のこと太宰治のように走ってみようか?そうし

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THE 戦闘員 第5話

THE 戦闘員 第5話

【息子の熱 家の側で戦闘 仮面バスターにキレる 土下座】

体温計がピピピッと鳴った。38℃を表示していた。

小野剛は悪の秘密結社サタンの戦闘員である。その小野剛には一人息子がいる。正利、8歳、小学2年生、38℃だ。

いつもは元気いっぱいだが、今日は顔を真っ赤にして横になっている。

「今日は学校休みなさい。お父さん連絡しとくから」

小野剛は携帯を取り出すとメールが鳴った。

「なんだこんな

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