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2013 アルバム『海図』エピソード

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赤尾のバンド、クルベラブリンカの2ndアルバムのことを、曲毎あれこれ書きました。 全9話。
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Album 『海図 ~KAIZU~』episode
Day1-INTRO

Album 『海図 ~KAIZU~』episode Day1-INTRO

(facebook初回投稿2020.2.22)

2013年2月リリースのクルベラブリンカ2ndアルバム『海図』にまつわるあれやこれやを、ボチボチと書いていきます。

1stアルバムは5曲入りでしたが、こちらは8曲収録のフルアルバムでした。
メンバーはベースに正式メンバーとして、’いっつぁん’ 山崎浩一を迎え、このメンバーではいろいろなイベントに参加させていただきました。

京都、東京で開催のRA

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Album 『海図 ~KAIZU~』episode
Day2- 宇宙は滾れ ‘Uchuuwa-Tagire’

Album 『海図 ~KAIZU~』episode Day2- 宇宙は滾れ ‘Uchuuwa-Tagire’

(facebook初回投稿2020.3.2)

『宇宙はたぎれーーーーっ』て変なノォ~~~……と思われて当然です。
変ですよね。
宇宙って滾るんですかね?
きっとサビの最後のキメの符割に合う3文字が他に浮かばなかったんでしょうね。
この曲のバッキングroughが鈴木広美から初めて送られてきた時のことは本当によく覚えていて、とにかくイントロの頭のキメを聴いた瞬間に『おオォォォーーーカッコイイやんけー

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Album 『海図 ~KAIZU~』episode
Day3-ズールースーツ ‘Zulu Suit’

Album 『海図 ~KAIZU~』episode Day3-ズールースーツ ‘Zulu Suit’

(facebook初回投稿2020.3.11)

鈴木広美らしいガッチリしたギターリフで始まるこの曲は、デモ音源を作らずにスタジオでリズム・セクションを作っていきました。
赤尾が、あまり直線的ノリにしたくなかったので、シェイク・ビートをボンちゃんにリクエストして試してみたら、最初はどうも思った様に行かなかったんですけど、皆で合わせていくうちにいい感じのビートになりました。
この方法で作るのは結構時

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Album 『海図 ~KAIZU~』episode
Day4-エナメル ‘Enamel’

Album 『海図 ~KAIZU~』episode Day4-エナメル ‘Enamel’

(facebook初回投稿2020.3.15)

このアルバムKaizuに収録の曲は、どれもライブでやる率が割と高めなんですけど、このエナメルだけはほとんどやっていないんです。
多分、『海図』レコ発でやったきりではないかしら。
何故やらなくなったかというと、これまたよくわからないんですけどね。
これを書くために今、本当に何年振りかでこのエナメル聴きました。どんな曲だったか忘れるくらい聴いてなかった

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Album 『海図 ~KAIZU~』episode
Day5- 帳 ’Tobari

Album 『海図 ~KAIZU~』episode Day5- 帳 ’Tobari

(facebook初回投稿2020.3.21)

沢山の方に愛されてる曲だと思います。
クルベラブリンカの人気No.1Tuneと言えるかしら。
この『帳(とばり)』と1stアルバムの『業火』は、セットリストに入れないと、オーディエンスからお叱りを受けると言っても過言ではありません。
そもそも『とばり』ってなんぞや?ですよね。
室内で目隠しに使う和製「カーテン」みたいなものなんです。
言葉としては『

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Album 『海図 ~KAIZU~』episode
Day6- メロン ‘Melon’

Album 『海図 ~KAIZU~』episode Day6- メロン ‘Melon’

(facebook初回投稿2020.4.3)

クルベラブリンカのアルバムには、フルーツの名前がタイトルになってる曲が入っていて、「謎のフルーツ・シリーズ」と赤尾が勝手に呼んでいますが、その第一弾がこの2ndアルバム『海図』に収録の’Melon’です。

ちなみに、この後3rdアルバム『Blanko』には'Kiwi’。
『冬のクルベラ』には'Mandarin’。
『Conicalify』はフルーツ

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Album 『海図 ~KAIZU~』episode
Day7-海図 ’Kaizu’

Album 『海図 ~KAIZU~』episode Day7-海図 ’Kaizu’

(facebook初回投稿2020.4.15)

アルバム・タイトル曲です。

これは、ちょっと冒険というか、メタルな要素もなく、でも骨太にできている気がしますが、いかがでしょうか。
テンポもミディアムで、ライブのオープニングはこのアルバムの1曲目『宇宙は滾れ』か、ちょっと大人ぶりたい時はこの『海図』を演ってました。
鈴木広美のギター・ワークもさることながら、曲作りの多彩さがお楽しみいただけると思

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Album 『海図 ~KAIZU~』episode
Day8 - 単細胞~Tansaibou~

Album 『海図 ~KAIZU~』episode Day8 - 単細胞~Tansaibou~

(facebook初回投稿2020.5.8)

疾走する単細胞を表現 (?) したこの曲は、当時クルベラブリンカの一番速い曲として人気の曲でした。
ギターソロもオーソドックスな構成とヘンコなフレーズが入り混じって、赤尾も大好きなソロのひとつです。

レコーディングではクルベラブリンカ史上初のタンバリンが登場!!
赤尾が宅録したんですが、当時はまだ扱い慣れてなくてものすごく打つ手が痛かったのを覚え

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Album 『海図 ~KAIZU~』episode
Day9 -野ばら達へ ’Dear Wild Roses’

Album 『海図 ~KAIZU~』episode Day9 -野ばら達へ ’Dear Wild Roses’

(facebook初回投稿2020.6.10)

アルバムの最終章はスローなバラードです。

バンドの曲を赤尾が書くことはあまりなくて(ギターリフでガンガン作った方がかっこいいと思っているので)、私はピアノしか弾けないし、曲作りはピアノでやるのでバンドには合わないかと思うのです。
ところが、このアルバムは珍しく赤尾作バラードで締めくくることにしたんです。
とはいえ、広美のギターはキラキラとドラマチ

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