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ピーターラビットまみれ。

テスト勉強しなきゃいけなかったけど、どうしても行きたかった展示に先日行ってきました。出版120周年を記念したピーターラビット展の、驚きや気づきなどを私なりにまとめてます。現在は静岡展でやってるみたいなので、興味があればぜひ。ネタバレ含みます。


小さい頃に翻訳版を手にし、絵柄が気に入った絵本の1つで、高校の修学旅行では少しだけ聖地に触れた作品。動物が好きだったことも相まって、将来子どもに読ませたい作品でもあります。そんなピーターラビットの原画や、作者の絵手紙を鑑賞できる展示会でした🐰🖼

第1章-EARLY BEGINNINGS-

ピーターラビットが誕生するまでの、ビクトリアス・ポターによるスケッチなどの展示。サイズはかなり小さいが丁寧に描かれている作品ばかり。ビクトリアスがウサギを特に好んで描いていたように感じた。他の動物などのスケッチは存在しないのか、あるけど展示されていないだけなのか…🤔

ピーターラビットの世界のマップ
マグレガーさんに追われるピーター

第2章-THE TALE OF PETER RABBIT-

いよいよピーターラビットの世界へ…!

ママンに着付けられるピーター
マグレガーさんの畑に侵入するピーター

可愛らしいフォトスポットは、絵本の挿絵にあったものばかり。展示としては原画や本の初版などで、こういう機会がなければ見ることのできないものばかり。複製品が数えるほどしかなく、これだけ沢山のものをきれいに保存されていてすごいの一言しか出てこない。本人だけが価値を感じているだけではダメで、周りも同時に価値を感じ、後世に遺して行こうという意志を感じる。

マグレガーさんの畑でラディッシュを食べるピーター
出れるかと思いきや鍵が。。。

どの絵も絵本で見ただろうが、新鮮さと懐かしさが同時に湧いてくる。一度読んでいるからか、絵を見ただけで解説なしに物語が繋がる。物語の内容を完璧に覚えていたわけではないが、絵と紐付いた記憶は鮮やかなのだなぁと。

ピーターが脱ぎ捨てた衣類はカカシに着せられました

個人的にお気に入りのフォトスポット。キャベツに対してピーターデカくない?!って突っ込んでしまった。これはビクトリアスに対する驚きではなくて……(以下略)よく見ると、カカシに止まっている小鳥小さくない?!とも思った。ファンタジーなのだから…と言ってしまえるけど、原画で写実的なものを感じただけに、そのギャップにやられた。

第3章-PETER RABBIT AND FRIENDS-

ピーターラビットの続編に関する展示。『ピーターラビットのおはなし』の他にそういえば2冊家にあったな、なんだったかな…と思いながら鑑賞。ピーターの服を取り返す話も確かにあったなと、別の意味で思い出しながらゆるりと鑑賞。翻訳版もあり、ピーターがその国に馴染みのある名前にいじられていて、この一工夫が世界的に愛される要因の1つなのだろうかと思ったり。

第4章-PETER GOES TO MARKET-

ピーターラビットに関するグッズやらの展示。ビクトリアスが作ったぬいぐるみは思ったより濃い茶色で驚かされ、さらにはぬいぐるみに特許が付けられていてさらに驚かされた。それだけに、ビクトリアスの強いこだわりがひしひしと伝わってきた。ピーターラビットのボードゲームを自作したり、グリーティングカードやディナー用席札をデザインしたりと、幅広くピーターラビットのプロデュースを手がけたのだろう。沢山の関連グッズが並べられていた。

日本にもピーターラビットの話が日露戦争後あたりに伝わっていたが、初文を読んで思わず笑ってしまった。というのも、ピーター含む4兄弟の名前が、原作ではフロプシー、モプシー、ベンジャミン、ピーターなのだが、太郎、二郎、三郎、ピータ郎にアレンジされていたのである。これはセンスあるなと。石井桃子さんの翻訳でしか知らなかったために、インパクトが大きかった。キャベツの面白さなんかどこかへ行ってしまった。この展示会で1番のインパクトを持っていかれてしまった。

ピーターラビット120周年のバースデーケーキ


最後にこのインパクト残すのかぁと思ったりもしたが、総じてよかった展示だと思う。修学旅行時に英語版買っておけばよかったと思うくらいには。

さて大事な大事なミュージアムショップ。迷いに迷って、原画と関係ありそうな物と長持ちしそうな物をということで、トートバッグ、クリアファイル、ポストカードを。ぬいぐるみも欲しかったよ……笑

ということで、気が向いたら別の展示会の感想noteも上げようかなぁと。今気になっているのは、キングダム展不思議の国のアリス展。ゴールデンカムイ展は逃したので、この2つは逃さないように…!

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