赤沼俊幸 短編小説集

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(小説)言葉の革命家

たしか20代前半に書いた小説。その時、普段から考えていたことを小説にしました。レイモンド・カーヴァーの「大聖堂」にいたく感動して、それを意識していたように思います。(約8100文字) (1)言葉の革命家  私は感じたことをこの小説という表現形式を使って書く。  私はあるきっかけから、言葉の革…

【小説】豚足夫婦

昔、小説家の町田康が大好きで、それに完全に影響された小説を書きました。何か誤字などありましたら、ご指摘ください。すべてが誤字みたいな小説ですが…(約1万文字) ---  金が無くて暇なもんだから、ヒゲモジャのおじちゃんから東スポを三十円で買って、三行広告の求人欄に目がいったんだよね、そ…

【小説】夜空に夢を

二番目に完成したボリュームのある小説。ボリュームのあるものとしては初めて。元となる自作詩があり、それを発展させて書きました。確か、18、19歳ぐらいに書いた小説だったと思います。何か誤字などありましたら、ご指摘ください。(約18,134文字) --- 音のしない部屋で一人、ぼくは工作に励んでい…

【小説】ダークサイド

文中にもあるように、22歳以降に書いた小説であると思う。今読むと古い箇所もあるが、その時の時代感も残しておく。 --- 「始めまして、こんばんは」 パソコン画面右下のスカイプのポップアップウィンドウが顔を出す。その日は珍しく、日本の人から話しかけられた。しかも女性だった。僕はメッセージ…

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【童話】さかあがり

確か初めて完成させることができた小説。書いたのは大学生ぐらいの頃。……ただ、小説といえるような内容ではないので、童話ということにしています。 --- 「それでは、みなさん。次はさかあがりをしてもらいましょう。じゃあ、スポーツが得意なしょうたくん。見本を見せてもらえますか」 「……先生、…