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黒星病のこと

りんごに関する病気はたくさん種類がありますが、今回は「黒星病」について取り上げます。この「黒星病」、数ある病気の中でも結構厄介なんです。

黒星病とは

空気中に存在しているカビ(糸状菌)が胞子を飛ばすことによって拡がる病気で、りんご以外でも梨や桃などの果樹、バラにも感染しやすいです。
特に降雨によって飛散しやすいので、降水量が多い年には発生数が増えます。

2016年の大被害

青森県では2016年に黒星病が大発生し被害が甚大でした。黒星は果皮に斑点が付くだけなので果肉にほとんど影響しないのですが、その見た目の悪さから等級が下がってしまい農家にとっては収入が苦しい年でした。
原因はそれまで使っていた薬剤の効き目が低下したことと雨の多さでした。

実が大きくなると斑点も目立ちます。


ここ数年は新しい薬剤の使用などで発生を抑えることができていて、もしあっても摘み取ってしまえば大丈夫です。今年うちの畑では時々見かけるのですが、まだ問題なさそうなくらい。
でも油断大敵、またいつ大発生するか分からないので注意しておきたいです。

薬剤がかかりにくい場所に付いてました。
気をつけて摘み取りしていきます。