私は写真を撮るように言葉を紡ぐ
『私は写真家だから、言葉なんていらない。全てイメージで想いを伝えるんだ。』
そう思って15年の時が流れた。そしていつしか歪みが生じて自分の中での限界を感じた。
その時に多くの人に言われた事。『言葉をもっと大事にすべきだ』って。私は意味が分からなかった。私の言葉は写真なのに、なんで分からないの?!って悲しかった。
でも最近ようやく分かったんだ。写真を撮るという事は『人と向き合う』こと。その為には言葉でコミュニケーションを取らなければならない。今までも全力で人に向き合ってきたけど、今はそこに『言葉』を添えてとても意識して人と関わっている。
自分の言葉
相手の言葉
今まで何気なく聞いてた会話が全て意味のあるものに思えて、同じ人と喋ってるのにより深い所まで自分が自然に浸透してる感覚が不思議だった。
そうやって撮った写真はまたより一層深みを増していくのだと、15年経ってやっと分かった。
本当に嬉しいこと。
私、まだまだ成長しています!
小山茜
http://akanephoto.com
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