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仕事が早くなる!?「初動8割の原則」

こんにちは、デザイナーの遠藤です。私は昨年の12月にマネーフォワードに入社し、そろそろ4ヶ月が過ぎようとしています。
入社後にまわりの方に褒めていただいたことの中に、私の「仕事の早さ」があります。今日はそのことについて話してみようと思います。

夏休みの宿題はいつやるか問題

私が新卒の頃から仕事が早かったのかというと、全くそうではありません。むしろその真逆でした。
皆さんは、小学生の時に夏休みの宿題を早めにやるタイプでしたか?登校日ギリギリにやるタイプでしたか?私は断然後者でした(笑)
新卒時代も、自分からやると言ったイラストの作成が全然できていなくて徹夜で仕上げたりしたこともありました。
当時の私の心の中では、こんな議論が行われていました。

(悪意の自分)「ヘッヘッヘ〜あと3日あるから余裕でしょ!1日ゆっくり考えて2日目から取り掛かろう」
(善意の自分)「そんなのだめだよ!仕事遅れたらどうするの?周りに迷惑かけちゃうでしょ!」
(悪意の自分)「えーい、うるさい!1日くらいゆっくりしても余裕なんだよ!黙れ!」
(善意の自分)「パンッ…(悪意に満ちて破裂して消える)」

出来上がったイラストは、いうまでもなく「サービス品質を下げてしまったのでは」と後悔するものになりました。

きっかけは…先輩からの一言

そんなグズグズ・ダメダメだった私の行動を変えてくれたことがありました。それは前に務めていた企業の先輩からの一言でした。
「仕事は初動が8割だ!今日やらなかったら一生やらないと思ってやったほうがいい。良いアイデアっていうのは最初に頭に汗をかいて絞り出すと、どんどんあとで良くなっていくものだ。だけどギリギリに考えたアイデアは、余裕がなくつまらないものになる。」
実際、自分の行動を振り返ってみても、その通りでした。「デザイナーならスキルがあるんだから、いつでもすぐできるんでしょ!」なんて思われがちなのですが、全然そうではありません。デザインをする時に考えるべきことや見えていないことってたくさんあるのですよね。

とりあえず手を付けることにしてから変わったこと

この一言を発端に、なんでもすぐ始める癖をつけ始めました。例えばバナー制作なら、Figmaなどのツールを起動し、バナーサイズの枠を作るなどです。すると不思議なことに、人って穴を埋めたくなるもので、どんどん手が動くようになります。手が動くと思考が増え、「どんなユーザーに向けてだったっけ?」「本当に伝えたいことってなんだっけ?」など本質に迫る質問を自分に投げられるようになりました。
おそらく、考えるばかりで頭でっかちになっていたことが、手段の方から始めてしまうことで思考が活性化するようになったのだと思います。「一生懸命考えるより、いっぱい思いついたことをわーっとノートに書いて俯瞰してみると、本質的なことが見えてくる」そんなイメージです。

早く始めると間違いが怖くなくなる

さらに良かったことは、早めに取り掛かって進めていくと、フィードバックをいただいて観点がずれていたときに、「最初だからそんなものだよね!」と自分の勘違いを楽観的に捉えられるようになりました。時間いっぱい考えて完成したものにフィードバックをもらう時より、だいぶ気持ちが楽になり、仕事がスムーズに行いやすくなったのです。

とはいえ、いつも仕事を早くできているわけではない

とはいえ、いつもこの調子で全ての仕事を素早く行えているわけではありません。相手がいて長期で取り組まなければならないものもありますし、どうしても行き詰まる時もあります。また、仕事を早く終わらせることが完全に良いものだとも思っていません。粗雑な出来栄えになってしまえば、ユーザー体験を損ねることだってあります。

それでも、仕事を早く取り掛かろうと心がけている時とそうでない時とでは、心理的な負担にだいぶ差があります。「仕事を早くやる」という心がけは、私の場合は「自分に負担をかけずに、より良いアイデアを生み出すため」ということが大部分を占めているかもしれません。そういったことで悩んでいる方は、ぜひ参考にしていただければと思います。

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