見出し画像

母が脳幹出血で倒れた話【入院 4〜6日目】

脳出血で倒れた母の余命は1週間あるかないか。
意識が戻る見込みは限りなく0%。精神的に追い詰められる日々。

2020年2月27日(木)
前日深夜に彼が家まで来てくれたので、夜はぐっすり眠れた。
朝のうちに、週末の仕事先へ連絡を取り、自分がいなくてもどうにかなる現場はキャンセル、先送り可能なものはリスケ、どうにもならないものは拘束時間を明確にしておく。
午後から予定が詰まっていたため、午前中に家を出て病院へ向かう。
途中でコンビニに寄り、メモ帳を買う。毎日増える看護スタッフからの消耗品購入指示や、病院の支払いに備える金策の段取り、迫り来る母と私二人分の確定申告の準備、タスクの山は自分の許容量をとうに超えていた。少しでも漏れなく、無駄なく無理なくこなすために。

ここから先は

2,509字
マガジン300円の購入ですべての記事、及び今後の新規投稿がご覧いただけます。

母が脳幹出血で倒れ、入院し、亡くなったときの話。超不定期更新。 2023年4月より有料化しました。

サポートが励みになります! いただいたサポートは、アーティスト活動のために使わせていただきます!