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おすそわけ日記 190「まだ、空は青い」

一昨日から、突然、早起きに転向してしまった。

目が覚めたら、壁に四角く、真っ赤な光。

何事かと驚いたら、朝焼けだった。

時計を見ると、四時。

寝直して、次に目が覚めた時には、壁一面に七色の光が飛んでいる。

七時、窓辺のサンキャッチャーが太陽の光を見事に集めてくれた結果。

早起きすると、知らない光に出会う。


八時位にベッドを抜け出して、散歩に出る。

近くの公園、結構、人が出ている。

今はみんな、自然がご馳走。


人気のない広場で、マスクをずらして、身体を動かす。

目を瞑って、今の自分を感じていたら、人の気配が。

段々と近寄る足音に、身体がすくむ。

「何かされたら」

「マスクを外していることを注意されたら」

足音が遠ざかるまで、ひやひやと怖かった。

その後、観音気功をしていたら、広場の向こうの道を歩く園児たちの声。

何をしているか不審に思われないかと、どきどき落ち着かない。


折角の、新月の朝の散歩だったけれど。

ひやひやして、どきどきして、人目を気にしている。

こんなにも、張り詰めて怯えているのかと、自分に驚く。


そして、今日。

一昨日と同じように、光に惹かれて、散歩に出かけて。

土曜だから、公園の人出がさらに多い。

広場には、バスケの練習をする子供たちや、親子連れ。


目を瞑って、太陽の暖かさを味わう。

観音気功で身体を動かしていたら、どんどん気持ちよくなって。

瞬間、また、人目が気になったけれど、

あとちょっと、あとちょっとと動きを続ける。

自意識より気持ちよさを大切に出来た自分を褒めながら。


どうせなら、もっといい気持ちになってしまえと、

芝生で裸足になって、呼吸をしてみる。

一昨日、スプリンクラーで水遣りをされた芝生、しっとりした足触り。

靴下と靴を履いて帰ろうとしたら、足がすごく軽い。

足の裏がふっくらして、疲れが取れている。

まるで、芝生でパックしたみたい。


家に帰り、午前中からお風呂に入る贅沢よ。

お昼に冷麺を作って、美味しいと口に出して食べる。

もう、極楽でしかない。


こんなに楽しんだのに、まだ空が青くて。

洗濯物がなびいている。

「こんな平和な一日が過ごしたかったんだ。」

そう呟いて、ずっと、空を見ている。


【今日の一枚】洗濯物にほっとする時があります。生活感に安心するのかなぁ。風に吹かれるのが爽快なのかなぁ。

【#つづく日々に】のタグをつけて、日常で心ときめいたことを投稿中。日常のよろこびをみんなでシェアしあって、笑顔が増えたら嬉しいです。

今日もおつきあい頂いて、ありがとうございます。

毎日、書く歓びを感じていたい、書き続ける自分を信じていたいと願っています。