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論文の要約

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【要約と学術意義】谷川渥「ジャンルの解体」『表象の迷宮 : マニエリスムからモダニズムへ』

(1)要約
谷川は本稿において、絵画や彫刻の境界が流動化し、名称と実態がますます乖離してきているように見える事態を「ジャンルの解体」と定義し、彫刻と呼ばれるジャンルが、絵画は純粋化や自律性を目指していった動向に比べ、逆にジャンルとして拡張され、曖昧になったと主張している。それは、グリーンバーグやフリードの指摘するフォーマリズムを擁護したモダニズムの思想を逆説として現れた現象として捉えることできると

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