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「豊かさ」とは

こんばんは、香月です。
皆さん、「豊かさ」と聞いて何を思い浮かべますか?

経済的な豊かさ
経験の豊かさ
個性の豊かさ

いろいろな豊かさがあると思いますが、たとえば、何にお金を使うかで、その人が何を「豊かさ」ととらえているかはよくわかるような気がします。

ブランド品が好きな女に抱く印象

皆さんはブランド品が好きな人をどう思いますか?

私はブランド品が大好きです。が、私の母はブランド品に興味がありません。母によく言われるのはこんなこと。

「そんなくだらないものにばっかりお金使って、もったいない」
「ブランドの名前が書いてあるだけなのに、いったいいくら払ってるの?」

たぶん、母と同じように思う人もいると思います。そんな方は、私のことを中身がない女とか、薄っぺらい女と思うのだと思います。(卑屈)

・・・でもそうじゃない!ということをこれから書いていきます。

なぜブランド品が好きなのか

私は、母の価値観をベースに育てられたので、小学生~高校生まではお小遣いがとんでもなく少ない生活を送りました。周りの友達と一緒に遊ぶにはお金がなさ過ぎ、制約が多い日々を送っていました。

「もっとお小遣いちょうだい!みんなはもっともらってるよ!」
「みんなって誰?何人いるの?誰がいくらもらってるの?」

こんなやりとりを100万回くらいしました。周りの子が持っているブランド品を買うことができず、ブランド品への憧れはどんどん募っていきました。(当時はギャルに憧れていたので、地元では買えない「LOVE BOAT」のロゴ入りミラーが欲しすぎて、夢に出てきました笑)

大学生になって、自分でバイトをしたお金を使えるようになり、ようやく好きな服やブランド品を少しずつ買えるようになりました。大好きな吹奏楽のサークル(週4活動)に入ることを諦め、バイトしました。普通の大学生活(≒みんなと同じ大学生活)を送るためにはそうするしかなかったから。音楽を続ける機会は失ってしまったけど、好きな服を着て、人並みに、楽しい大学生活を送ることはできました。

社会人になってから

就職活動がうまくいき、大手企業に就職したことで、安定的に収入が得られる様になりました。順調に給料が上がったことで、自由に使えるお金は増えていきました。

初めての一人暮らし、お金の使い方をつべこべ言う人はいません。仕事はとても大変で、ストレスフル。そこで、私はお給料が上がるごとに小さなご褒美をあげていくことにしました。それが「ブランド品」です。

初任給ではCOACHのバッグを自分と母に買いました。
初めて昇級した時にはヴィトンのバッグを買いました。
30歳になる年にはブランドの時計を買いました。
そして、今年は車を買いました。

自分で欲しいな、とずっと思っていたものを、ステップアップの証に買っていく。私にとってブランド品はそういうものです。

社会の荒波にもまれて、苦労してきて、少しずつ成長してきた証。

だから、私はより良いものを買っていくのが好きなんです。購入するもののレベルを少しずつ上げています。アクセサリーも、バッグも、化粧品も。そうやってセルフイメージを、自分のレベルを上げていく。

成長の証としてブランド品を買うことは、私にとっての「豊かさ」の一つなんです。

誰にもつべこべ言われる筋合いはない。だって私の努力の成果なんだから。

無価値感の穴埋めでブランド品を身に着ける、という考え方もありますが、私は自分の努力の証としてブランド品を購入する、という点においては、プライドを持っています。

仕事を休んでいるのにお金を使うこと

私は休職期間中、たくさん旅行に行きました。旅行も、ブランド品を買うのと同じように、私が学生時代まではできなかったこと。(家庭の事情でできなかった・・・

ずっとできなかったことが、今の私が好きなこと。旅行も大好きなので、休職期間中のストレスを癒すためにはたくさん旅をすることが必要でした。

ただ、仕事を休んでいる中でお金を使う、ということには抵抗がありました。「働かざる者食うべからず」と母にずっと言われてきたことが、今の私には観念となってしっかりこびりついていたからです。

そんなことをある日のカウンセリングでぶつくさ言っていたら、師匠に、
「今までの自分に感謝して使ったらええやん」
と言われました。

そっか、今働いてなくたって、今ここに旅行に行けるだけのお金があるのは自分のおかげなんだ。

そんなことに気づかせてもらいました。

というわけで、自分に感謝して、たくさん旅行に行きました。実際、行って正解でした。いろんなことに気づかせてもらった。ただ単にお金を浪費したのではなく、「休息と気づきを得る時間を、過去の私が今の私にくれた」そう思ってます。

「豊かさ」の正体

私が思う「豊かさ」の正体。
それは、「幸せになるためにお金や時間を使えること」だと思います。

お金を使わなくても「豊かさ」を得ることはできると思います。自分が「幸せ」になるための経験は、お金を要さずにできることもあるから。もちろん、お金を自分の「幸せ」のために使うこともできる。どうやって「豊かさ」を感じるかはその人の自由。どんなものに「幸せ」や意義を感じられるかは、人それぞれ。(私は自分の「成長」に「幸せ」を感じます。)

人の「豊かさ」よりも自分の「豊かさ」に目を向けられるようになるといいですね。自分に集中して、「豊かさ」を感じられるようになった時、初めて人に「豊かさ」や「幸せ」をシェアできるようになると思います。

他人の表面的な「豊かさ」に嫉妬せず、自分の「豊かさ」を追求できる。
得られた「豊かさ」を人にシェアする。
そんな風に生きたいですね。

香月でした。

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